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中国感染症情報

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No.101-200

No.200
在中国日本国大使館からのお知らせ
新型インフルエンザについて(NO.30:北京市の通知)

 6月23日、北京市人民政府は、市政府内の各部門(区、県等)宛に「責務を更に明確にし重点を強調し新型インフルエンザ(H1N1)の防止コントロール業務を強化することに関する通達(仮訳)」を発出しました。
 この通達では、市政府内の各部門に対して新型インフルエンザの感染拡大防止等に一層取り組むよう指示するとともに、もしも感染防止措置等を怠って重大な結果を招いた場合には、伝染病防治法等に基づいて法律上の責任(※)を問われる可能性があるとしています。


 ※通達では「機関・団体・企業が予防責任をとらない場合、区県の人民政府は突発事件対処法に基づき、産業停止・営業停止を指示し、営業許可証の減点または取消し処分を行うと同時に、5万元以上、20万元以下の罰金を科す。治安管理に違反したと見なされる場合は公安機関により法に基づく処罰を科す。」となっています。


 これまでも市当局は、新型インフルエンザの感染国からの帰国者に対して、7日間は自宅で待機し、検温する等を呼びかけていますが、今回の通達もこの点に触れています。
 ついては、海外から帰国された在留邦人の皆様におかれては、不要不急の外出の自粛や健康状況の確認といった当局の呼びかけに協力いただくようお願いします。


 同通達の仮訳を当館HPに掲載していますので在留邦人の皆様におかれてもご一読下さい。

(通知本文(中国語)は http://zhengwu.beijing.gov.cn/gzdt/gggs/t1059536.htm で見ることができます)
No.199
日時:2009年6月19日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁)
内容:広東省で新たに10名の確定症例。(一校が休校措置。学生6名が確定診断)
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s6715/200906/41372.htm
  1. 広東省衛生庁によれば、19日広東で新たに10名のインフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。そのうち、東莞6症例、広州3症例、深圳1症例。これで広東省では計73症例が報告された。現在33名が退院、40名が入院中。
  2. 6月19日、東莞市の学校内での感染で、6症例が報告された。感染が発生したのは東莞市石排鎮中心小学校で、6学年32クラス、生徒数1,314名。6名はすべて1年1組の生徒で、男子3名、女子3名。年齢は7~8歳。目下すべての患者の病状は落ち着いており、重症者はいない。
  3. 6月17日から生徒に発熱、咳、のどの痛みなどインフルエンザ様症状が発生し、東莞市石龍人民医院で隔離治療を受けていた。患者の生徒は発症前10日間、外出歴がなく、活動範囲は主に家と学校であった。濃厚接触者は家庭で医学観察中。学校は休校措置をとっている。

No.198
日時:2009年6月19日
情報源:広州日報大洋網
内容:中国で性感染によるHIV/AIDS伝播が加速していると学者が指摘
http://life.dayoo.com/life/200906/18/36830_8133652.htm
  1. 中国新聞社上海6月18日電。長年HIV/AIDSの予防、治療研究に携わってきた上海CDCの康来儀終身教授は、18日上海科普(科学普及)フォーラムの席上で、中国には潜在的なHIV感染者が40万以上にも達し、その中でも性感染による伝播の比率が高まっていると述べた。
  2. 中国衛生部の報告では2008年末時点で、中国のHIV感染者は27万人余りとされているが、専門家の推計によれば、実際の感染者は70万以上であろうと、康教授は言う。中国のHIV感染者の中で、2005年までの20年間で、性感染の比率は10%にも満たなかったが、2008年になってその比率は45.8%と、急速に増加している。逆に薬物などによる感染の比率は下がっている。
  3. 康教授によれば、性感染の中でも同性愛者のHIV感染の増加が最も著しい。2005年上海の同性愛者のHIV感染率は1.5%、2006年は4.2%、2007年には7.5%となった。
  4. 中国の多くの省や市ではハイリスク群に対する関与活動グループが出来ており、感染経路となりやすい場所でHIV予防に関する知識の宣伝活動を行っている。康教授によれば、これらの努力によって、上海のセックスワーカーのコンドーム使用率は2001年の14%から現在は40%以上と、効果をあげているという。

No.197
日時:2009年6月16日
情報源:sohu.com(国際在線より)
内容:日本でH1N1の真相を解明 より人体に侵入しやすく
http://news.sohu.com/20090616/n264557832.shtml
  1. 国際在線原稿:「朝日新聞」15日報道によれば、日本東京大学医科学研究所河岡義裕教授らが、電子顕微鏡でインフルエンザH1N1ウイルスの形を撮影した。
  2. 写真によればこのウイルスは細長い形をしており、英国科学雑誌「ネイチャー」(電子版)に発表された。今回の流行初期に、アメリカ疾病対策センター(CDC)が公表したインフルエンザウイルスは球形だったが、これはインフルエンザの断片だったことが分かった。報道によれば、この断片はCDCが撮影前に遠心分離機をかけたために、インフルエンザウイルスの本体の一部が不純物と一緒に除去されたものだという。
  3. 河岡義裕教授の研究では、その他の形態のウイルスと比べ、細長いインフルエンザH1N1は人体の鼻腔粘膜などの組織に付着して人体に侵入しやすく、また変異を起こしやすい。このインフルエンザの高い伝染性と変異潜在力は科学界、医学界の注目を集めている。(陳宗楠)

No.196
日時:2009年6月11日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部発表2009年5月全国法定伝染病流行状況
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41164.htm
  1. 2009年5月(2009年5月1日0時から5月31日24時)、全国(台湾、香港、マカオを除く)で法定伝染病647,729症例、死亡1,015人が報告された。そのうち、甲類伝染病の発症、死亡例は報告されていない。
  2. 乙類伝染病は、SARS、ポリオ、高病原性インフルエンザ人感染、ジフテリアの報告は無いが、その他22種の伝染病あわせて352,852症例、死亡954人が報告されている。発症数上位5種は、肺結核、B型肝炎、赤痢、梅毒、麻疹で、乙類伝染病報告数の86.67%を占める。
  3. 丙类伝染病の発症は294,877例、死亡61人。発症数上位3種は手足口病、その他感染性下痢、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病報告数の90.49%を占める。
  4. 詳細については、上記URLに統計表掲載あり(中国語)

No.195
日時:2009年6月5日
情報源:中国衛生部(上海市衛生局)
内容:上海発熱外来で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例(第8症例)
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41063.htm
  1. 上海市発熱外来で新たに輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が見つかった。これは上海で8人目の確定症例である。
  2. 患者は18歳女性、中国籍、現在アメリカの女子高に在籍。CO087便にて6月4日上海浦東国際空港に到着。機内検疫で患者の体温37.6度に気付き、機内で15分間滞留後、体温が36.6度となったため帰宅させた。当日夜、発熱、咳の症状を自覚、新華医院発熱外来を受診、インフルエンザA型H1N1感染が疑われた。6月5日上海市CDCの検査結果陽性、確定診断され、上海市公共衛生センターへ移送された。

No.194
日時:2009年6月5日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁)
内容:広東省で新たに5症例報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41064.htm
  1. 6月5日、広東省で新たに5人のインフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。広州市で報告された第18、19、22症例と、深セン市で報告された第20、21症例である。これで広東省の確定症例は22症例となり、内訳は広州9例、深セン7例、江門2例、珠海1例、茂名1例である。
  2. 第18症例は23歳女性、アメリカ国籍。広東省第16症例の妻。5月30日咳の症状。31日家族と共にニューヨークからOZ221便に搭乗、韓国ソウルでOZ369便に乗り継ぎ6月1日広州に到着、広州市第八人民医院で隔離医学観察を受けていた。3日広州市CDCの検査陽性、6月4日に広東省CDCの再検査も陽性、確定診断された。
  3. 第19症例は16歳男子、中国系アメリカ人。6月1日CZ328便にてロサンゼルスを出発、6月2日広州に到着。機内で発熱、だるさを感じ、入国時体温が38.5度のため、広州市第八人民医院へ移送された。2日、3日、広東出入国検疫局、広州市CDCの検査陽性、4日広東省CDCの再検査も陽性、確定診断された。
  4. 第20症例は7歳男児。オーストラリア国籍。6月1日38度の発熱。同日両親とメルボルンからQF029便に搭乗、2日香港に到着。3日列車で深センより入国。入国時体温38.9度、のどの症状、扁桃腺肥大により、深セン市第三人民医院で入院治療を受けた。4日深セン市CDC、広東省CDCの検査ともに陽性、確定診断された。
  5. 第21症例は30歳男性、中国籍。5月31日サンフランシスコからUA869 便に搭乗、6月1日香港に到着。3A111フェリーで深セン蛇口埠頭から入国。6月3日発熱、咳、全身の痛みなど症状が現れ、体温38.3度。深セン市第三人民医院へ移送された。4日深セン市CDC、広東省CDCの検査ともに陽性、確定診断された。
  6. 第22症例は16歳女子、中国籍、広州市に居住。5月18日広東省第17症例と共にアメリカの国際大会に参加。5月31日ロサンゼルスよりKE062便、ソウル経由KE603便にて香港に到着。バスで皇崗口岸より入国後、広州へ戻る。6月2日、第17症例の濃厚接触者として隔離医学観察を受ける。3日体温上昇のため、広州医学院附属第一医院へ移送、隔離治療を受けていた。4日広州市CDC、広東省CDCの検査ともに陽性、確定診断された。
  7. 現在、広東省の確定症例のうち、7名が退院、15名が入院中。

No.193
日時:2009年6月5日
情報源:中国衛生部
内容:湖北省で2人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41054.htm
  1. 6月4日湖北省でインフルエンザA型H1N1症例が確定診断された。これは湖北省で2人目の確定症例である。
  2. 患者は35歳女性、米国ダラスに居住。5月29日患者は家族と共にダラスを出発、シカゴ、上海経由で、5月30日武漢に親戚を訪問。6月1日夜、のどの痛みを感じ、6月3日晩、武漢協和医院発熱外来を受診、疑い例と診断された。6月4日早朝、武漢市定点医療機関に移送され、隔離治療を受けていた。

No.192
日時:2009年6月4日
情報源:中国衛生部
内容:山西省の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41046.htm(疑い例報告)
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41053.htm
  1. 6月4日、山西省で報告されていたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。
  2. 患者は20歳男性、中国籍、カナダの大学に留学中。現在、太原市に居住。5月30日午後AC031便にて北京到着。同日夜MU5298便にて太原空港に到着。国内の確定症例と同便に搭乗していたため、医学観察中であった。

No.191
日時:2009年6月4日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局)
内容:北京で14人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41052.htm
  1. 6月4日、北京で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。これは北京で14人目の確定症例である。
  2. 患者は24歳男性、中国籍。アメリカ留学中。5月31日CA982便に北京空港へ。入国時体温は正常。6月3日のどの痛み、咳、痰のため第二砲兵総医院発熱外来を受診、直ちに地壇医院へ移送され、隔離治療を受けていた。

No.190
日時:2009年6月3日
情報源:中国衛生部(福建省衛生庁)
内容:福建省福州市で12、13、14人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41040.htm
  1. 6月3日、福建省福州で新たに3人インフルエンザA型H1N1確定症例が確認された。これは福建省で12、13、14人目の確定症例であり、第13、14症例は二次感染である。
  2. 第12症例の患者は23歳男性、中国籍。5月26日ニューヨークからCX889便に搭乗、香港へ。KA660便に乗り継ぎ、5月28日福州長楽国際空港へ到着。入国検疫時に微熱と咳があったため、福清市医院へ移送され隔離観察治療を受けた。5月29日の検査では陰性、自宅待機。5月31日発熱と咳のため近くの診療所を受診。6月1日福清市医院外来を受診、感染科各病棟に移り、6月3日福州市肺科医院に移送された。
  3. 第13症例の患者は、4歳女児。5月28日、母親と3人の姉(3人の姉は福建省第6、8、9症例)とともに福州長楽国際空港に到着。5月29日咳が始まるが、熱はなし。6月2日発熱、福州肺科医院へ行き、医学観察、翌3日隔離各地病棟に移された。
  4. 第14症例の患者は46歳男性、中国籍。5月28日から6月1日にかけて福建省第11症例と食事、旅行、長時間接触していた。6月1日発熱のため診療所へ行き、福建省立医院救急科を受診。38.2度の熱と筋肉の痛み、のどの腫れ、扁桃腺肥大などがみられ、隔離治療。6月3日福州肺科医院へ移送された。
  5. 衛生部専門家は、第12症例を輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例とし、第13、14症例を輸入性二次感染と判定した。

No.189
日時:2009年6月3日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁)
内容:広東省で新たに4人の確定症例(第14、15、16、17症例)
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41039.htm
  1. 6月3日広東省で新たに4人のインフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。佛山で報告された第14症例、江門市で報告された第15症例、広州市で報告された第16、17症例である。
  2. 第14症例は41歳女性、中国系カナダ人。5月29日息子と共にトロントから香港経由、中山に到着、ホテルに宿泊。31日から咳、痰、発熱が始まり、順徳区第一医院に電話連絡、同病院伝染病科に移送され、隔離治療を受けた。
  3. 第15症例は61歳女性、中国系アメリカ人。5月27日サンフランシスコから香港へ、28日広州到着、江門市へ移動。31日夜発熱を自覚し、6月1日めまい、咳、鼻水、発熱がみられ、台山市人民医院へ移送された。
  4. 第16症例は29歳男性。アメリカ国籍。5月31日ニューヨークからOZ221便にて韓国ソウルへ。6月1日ソウルからOZ369便にて広州着。入国検疫時の体温が39度、広州市第八人身医院へ移送された。
  5. 第17症例は12歳男児、中国籍、広州市居住。5月18日アメリカへ行き、国際大会に参加。5月30日ニューヨークから、ロサンゼルス(KE062便)とソウル(KE063便)を経由して香港へ。ソウルから香港への機内でのどの痛みを感じた。6月1日香港入国時体温は37.9度。同日皇崗口岸から入国、バスで広州へ。タクシーで帰宅。6月2日のどの痛み、咳、嘔吐、筋肉と関節の痛み、脱力感、発熱のため、中山大学第一附属医院を受診、広州市第八人民医院へ移送された。

No.188
日時:2009年6月3日
内容:中国衛生部(福建省衛生庁)
内容:福建省で新たに2人の確定症例(第10、11症例)
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41038.htm
  1. 6月3日福建省福州市で新たに2名の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が確認された。これは福建省で10、11人目の確定症例である。
  2. 第10症例の患者は33歳女性、アメリカ国籍。5月26日CX889便にてニューヨークを出発、香港でKA660便に乗り継ぎ、28日福州長楽国際空港に到着後、福州市倉山の自宅に帰る。6月1日に発熱、鼻水があった。倉山衛生部門がKA660便(福建省第6症例と同便)の搭乗者を捜索しており、この患者は37.8度の発熱があったため、福州市第二医院発熱外来に移され、隔離治療を受け、6月2日福州肺科医院へ移送された。
  3. 第11書樹齢の患者は46歳男性、アメリカ国籍。5月26日CX889便にてニューヨークを出発、香港でKA660便に乗り継ぎ、28日福州長楽国際空港に到着後、福州市鼓楼区に戻る。6月1日鼓楼区衛生部門がKA660便(福建省第6症例と同便)の搭乗者を捜索しており、医学観察下に置かれた。6月1日午後、発熱のため、福州肺科医院へ移送された。

No.187
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局)
内容:北京で12、13人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41018.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41019.htm
  1. 6月2日、北京市で2例のインフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。これで北京市の確定症例は13名となった。
  2. 第12症例の患者は36歳男性、中国系カナダ人。5月28日AC407便にてカナダ発、北京到着後は両親の車で帰宅。31日に全身のだるさを伴う発熱を感じ、海淀医院発熱外来を受診、6月1日北京佑安医院へ移送され、医学観察を受けていた
  3. 第13症例の患者は12歳男子、中国籍、アメリカ・テキサス居住。5月31日家族と共にニュージャージーからCO89便に搭乗、6月1日午後北京到着。入国検疫時に発熱があったため、北京地壇医院へ移送された。

No.186
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部(福建省衛生庁)
内容:福建省福州市で7、8、9人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41015.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41016.htm
  1. 6月2日福建省福州市で新たに3件の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が報告された。
  2. 第7症例は28歳女性、中国籍。5月28日ニューヨークからCA982便に搭乗、29日北京へ到着、CA1821便に乗り継ぎ、福州長楽空港に到着。出迎えの親族と共にタクシーで帰宅。31日発熱、咳、鼻水のため付近の衛生院を受診、連江県医院に移送され隔離治療。6月2日福州肺科医院へ移送された。
  3. 第8症例は11歳女性。アメリカ国籍。5月26日家族とニューヨークから香港へ、28日香港からKA660便にて福州長楽国際空港に到着。患者は広東省第6症例の姉である(NY―香港―福州同行)。5月31日長楽市で医学観察を受けていたが、6月1日発熱のため長楽市感染科へ移送、6月2日福州肺科医院へ移送され、隔離治療を受けていた。
  4. 第9症例は7歳女児、アメリカ国籍。5月26日家族とニューヨークから香港へ、28日香港からKA660便にて福州長楽国際空港に到着。患者は広東省第6症例の妹である(NY―香港―福州同行)。5月31日長楽市で医学観察を受けていたが、6月1日発熱のため長楽市感染科へ移送、6月2日福州肺科医院へ移送され、隔離治療。

No.185
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部(上海市衛生局)
内容:上海市で6、7人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41020.htm
  1. 6月2日上海市発熱外来で2件の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が確認された。上海市では合計7人の確定症例となる。
  2. 第6症例の患者は60歳女性、中国籍。5月28日MU588に搭乗、29日上海に到着。31日発熱、咳、痰、くしゃみなどの症状を感じ、6月1日瑞金医院発熱外来を受診、インフルエンザA型H1N1感染が疑われた。6月1日上海市CDCの検査で陽性、直ちに定点医院である上海市公共衛生臨床センターへ移送され、隔離治療を受けた。
  3. 第7症例の患者は18歳女性、中国安徽省出身。現在アメリカの高校に在学中、旅行のため上海へ。5月29日UA835便に搭乗、5月30日上海に到着。6月1日発熱、のどの痛み、咳などの症状があり、瑞金医院発熱外来を受診。インフルエンザA型H1N1感染が疑われた。6月2日上海市CDCの検査で陽性、直ちに上海市公共衛生臨床センターへ移送され、隔離治療を受けた。

No.184
2009年6月2日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁)
内容:広東省珠海市の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41017.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41000.htm
  1. 広東省珠海市で報告されていたインフルエンザA型H1N1疑い例が、6月2日確定診断された。これは広東省で13人目の確定症例である。
  2. 患者は45歳男性、中国系アメリカ人。珠海市に居住。CX831便にて29日香港に到着。船でマカオに入り、タクシーで移動、拱北口岸から入国。30日脱力感と不調を感じた。31日発熱、頭痛などのため、珠海市検験検疫局に電話をかけ、救急車で中山大学付属第五医院へ移送された。

No.183
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在中国日本国大使館からのお知らせ
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新型インフルエンザ問題について(NO.24:北京市衛生当局による健康監視)
  1. 6月3日午前時点の中国の感染確定数は以下のとおりです。このうち国内での2次感染が確認された例は広東省で2例発生しており、それ以外は海外で感染した事例です。死亡者はありません。
    【合計 49例】
    内訳:四川省、山東省、湖南省、河南省、湖北省 各1例
    浙江省2例、上海市7例、福建省9例、北京市13例、広東省13例
  2. 新型インフルエンザは世界中で感染が拡大しており、中国政府は強力な水際対策を実施しています。今般、北京市衛生当局は、海外からの帰国者(特に米国、メキシコ、カナダからの帰国者が重点。)に対して、北京到着後から7日間の健康監視を実施することとしました。具体的には、
    1. 対象者が住んでいる社区の衛生担当者は、電話照会や家庭訪問の方法で帰国者とコンタクトをとり、「帰国者への健康注意喚起」(後掲)を伝えるとともに、毎日自分で体温を測るよう要請して健康状況を確認します。
    2. 発熱症状等の異常な症状があらわれた場合には、当局による調査が行われます。
    なお、実施の詳細については後掲の北京市衛生局の通知(当館仮訳)をご覧下さい。
    (通知本文は、北京市衛生局HPでも見ることができます。
    http://www.bjhb.gov.cn/news.do?dispatch=readById&id=24909(中国語))
  3. 健康監視措置に関連して当館に寄せられた情報では、必ずしも上記2.のように実施されるとは限らず、当局の担当者が対象者の会社まで訪問してくる例、検温のみならず自宅に7日間待機するよう指導される例、あるいはこういった連絡が全くない例があり、現場でも多少の混乱が見られます。
    当館としては、これらの当局の措置は、例えば外出禁止といった強制力を持つものとは考えていませんが、海外から帰国された在留邦人の皆様におかれては、不要不急の外出の自粛や健康状況の確認といった当局の呼びかけに対しては、可能な限り協力いただくようお願いします。
  4. 本件に関するお問い合わせは、大使館対策室(電話: (010)6532-2357、(010)6532-1507、当面平日9:00-17:45)にお願いします。(了)

(当館仮訳)
市衛生局 帰国者における健康監視業務の展開に関する通知
(北京市衛生局 2009年5月22日 京衛疾控[2009]46号)
各区、県衛生局、市疾病コントロールセンター、市衛生監督所:
新型インフルエンザ(H1N1)の防止コントロール業務をさらにしっかり行うため、市委員会、市政府の手配した業務に基づき、全市範囲において、新型インフルエンザ(H1N1)のまん延国から来た北京市内に固定住所のある帰国者に対し、北京に戻った後、健康状況の監視業務を展開することにした。具体的な業務に関する要求は以下のとおりである。
  1. 重点監視対象
    米国、メキシコ及びカナダなどの国からの帰国者
  2. 監視症状
    発熱、脇体温≥37.5度、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、頭痛、筋肉痛、脱力、嘔吐と(或いは)下痢などの症状
  3. 監視期間
    監視対象者が北京に着いた日より連続7日間健康監視を行う。
  4. 監視方法
    監視対象者が居住している社区衛生服務機関が、監視対象者への「帰国者への健康注意喚起」資料(後掲)の配布を担当する。また、帰国者と連絡体制をつくり、毎日自分で体温を測るよう要請する。医療関係者は、毎日家庭訪問或いは電話照会の方法で健康状況を確認する。監視対象者から発熱などの異常な臨床症状が出た場合、ただちに医者にかかるべきである。区、県疾病コントロールセンターが、疫学調査を担当する。
  5. 監視業務手順
    市疾病予防コントロールセンターは、毎日16時前に、当日北京に戻ってきた留学帰国者の資料を、監視対象者の現住所によって各関係区、県疾病コントロールセンターに配分する。各区、県疾病コントロールセンターは、ただちに監視対象者の現住所を管轄する街道(郷鎮)社区衛生服務機関に連絡する。その社区の医療関係者は、24時間以内に監視対象者に対して健康監視を展開する。
  6. 情報の報告時間
    社区の医療関係者は、毎日12時に、前日監視した情報を収集し、管轄区の疾病コントロールセンターに報告する。管轄区の疾病コントロールセンターは、毎日15時前に、市疾病コントロールセンターに報告する。

帰国者への健康注意喚起
 親愛なるみなさんへ
 こんにちは。
 お帰りなさい。家族との団欒、友達との再会、これはきっと温かな休暇になるでしょう。しかし、最近多くの国で新型インフルエンザ(H1N1)の感染が確認され、中国国内でも外国由来の感染者が確認されています。中には、海外から帰国した人も含まれています。
 実は、このような急性感染症にあたって、慌てる必要はありません。それは、新型インフルエンザ(H1N1)は、防止、抑制、治療可能であるからです。もちろん、新型インフルエンザ(H1N1)を有効に防止コントロールするには、あなたの参加と協力も必要です。
 まずは、旅行関係の情報を保存しておいてください。搭乗券を残し、航空便、座席番号、搭乗日、搭乗場所、乗り換え便と乗り換え時間、乗り換え期間中に泊まっていたホテルとホテルの部屋番号などを覚えておいてください。誰かが発病した場合、自分が患者と同乗したかどうか、同じホテルに泊まっていたかどうかなど確認する際に、これらの情報が、あなたの役に立ちます。
 報道機関が、新型インフルエンザ(H1N1)患者の密接接触者を探しているのをみて、もしあなたが患者と同じ交通機関(飛行機、列車など)に乗っていた場合、自分から北京市疾病予防コントロールセンターに連絡するか、或いは公表した番号に電話をかけて、自分の関連情報を報告し、疫学調査に積極的に協力し、医学観察を受けてください。
 なお、インフルエンザ様症状が出た場合は、正規の医療機関に行って診察を受けてください。医療機関に行く際はマスクを着用し、公衆の交通道具に乗るのは、できるだけ避けてください。あなたが新型インフルエンザ(H1N1)患者と確定された場合は、疾病予防コントロール機関が密接接触者を迅速に探せるよう、乗っていた航空便、座席番号或いは列車番号と車両番号、泊まっていたホテルとホテルの部屋番号など具体的な情報を自分から報告してください。
 あなたとあなたの家族の健康のため、休暇中は個人予防をしっかり行い、積極的に新型インフルエンザ(H1N1)を予防してください。
  1. 家に着いてから7日間は、集まり、親族、友人、教師訪問、人の集まる公共場所に行くことをできるだけ避ける。
  2. 体の調子が悪そうな人や、発熱、咳の症状がある人との密接な接触を避ける。
  3. 両手は、常に石けんと水で徹底的に洗う。
  4. 良い衛生習慣を維持する(十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、運動を続けるなど)。
  5. 家族の個人衛生と環境衛生面で気をつける。
  6. われわれの援助が必要な場合は、北京市公共衛生公益番号12320に電話をかけるか、或いはwww.bjcdc.orgにて関係情報をご覧ください。
 北京で楽しい休暇を過ごすように。
 あなたとあなたの家族の幸福と健康をお祈り申し上げます。
【在中国日本国大使館】
No.182
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部
内容:河南省の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41011.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/40996.htm
  1. 6月1日に報告された河南省のインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。
  2. 患者は3歳半のアメリカ国籍女児。患児は祖父母、母とその友人ら5名で5月28日ラスベガスからロサンゼルス経由、韓国ソウルへ移動、KE809便に乗り継ぎ5月29日10時鄭州新鄭空港に到着。患児の叔父の車で帰宅。5月30日23時発熱。5月31日、患児は沙北王宝診療所、漯河市第一人民医院などを受診、インフルエンザA型H1N1感染を疑われ、隔離治療を受けていた。
  3. 6月1日夜、中国CDCが疑い例患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、陽性であった。6月2日午前、衛生部専門家グループが確定症例と判定した。

No.181
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部
内容:湖北省の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41010.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/40961.htm
  1. 5月31日に報告された湖北省のインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。
  2. 患者は20歳男性、武漢市民、現在カナダの大学に留学中。現地時間5月24日に韓国経由、広州へ。広州で2日逗留した後、28日20時55分広州からT120号列車に乗車、29日午前7:40武漢到着。5月30日に喉のむず痒さ、めまいを感じ、同済医院発熱外来を受診。入院検査でのどの充血、扁桃腺肥大などが認められた31日武漢市医療救急センターの陰圧病室に移送された。
  3. 6月1日夜、中国CDCが疑い例患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、陽性であった。6月2日午前、衛生部専門家グループが確定症例と判定した。

No.180
日時:2009年6月1日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁より)
内容:広東省で12人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/41000.htm
  1. 6月1日、広東省で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例(および疑い例)が報告された。これは広東省で12人目の確定症例である。
  2. 患者は20歳男性、中国系アメリカ人、茂名市に居住。5月24日ニューヨークからCA982便に搭乗、北京経由、25日に広州に到着。26日、列車で茂名に到着。福建省第二症例の濃厚接触者だったため、28日隔離観察。発熱のため31日、茂名市人民医院に移送され、茂名市CDCの検査で陽性が確認された。6月1日広東省CDCの再検査も陽性、広東省専門家グループにより、輸入性確定診断と判定された。

No.179
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局より)
内容:北京で11人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/40999.htm
  1. 6月1日北京市でインフルエンザA型H1N1確定診断が報告された。これは北京市で11人目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は4歳半の女児。中国系カナダ人。5月28日16時15分AC407便にて父母らと共にカナダから北京に到着。祖父母の車で帰宅。5月29日に発熱、咳、痰などの症状が始まり、31日海淀医院発熱外来を受診、医学観察を受けた。6月1日北京佑安医院に移送され隔離治療を受けた。
  3. 北京市CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、陽性を呈し、北京市専門家グループが輸入性確定症例と判定した。

No.178
日時:2009年6月2日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局より)
内容:北京で10人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200906/40998.htm
  1. 6月1日北京市でインフルエンザA型H1N1確定診断が報告された。これは北京市で10人目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は13歳女子。中国系カナダ人。父母らと共にバンクーバーからAC029便に搭乗、5月29日14時20分北京首都国際空港に到着。5月31日に発熱、咳などの症状が始まり、大屯医院発熱外来を受診。その後、安貞医院発熱外来で隔離観察を受けた。6月1日北地壇医院に移送された。
  3. 北京市CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、陽性を呈し、北京市専門家グループが輸入性確定症例と判定した。

   No.177
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁より)
内容:広東省で新たに3人の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40960.htm
  1. 広東省衛生庁の発表によれば、5月31日午後、広東省で新たに3例の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が報告され、すべて深セン市であった。これで広東省全省の確定症例は11症例となった。
  2. 第9症例は20歳、中国籍女性。第10症例は18歳、中国籍女性。二人は姉妹で、ともにアメリカ留学中。5月27日姉妹は母とニューヨークからCX841便にて香港へ。28日香港に到着、バスで深センから入国、深センのホテルに宿泊。29日深セン羅湖の自宅へ戻り、その後外出していない。8時、姉に咳、鼻づまりなどの症状が現れたが、発熱なし。20時、妹に発熱症状。30日姉妹は深セン市第三人民医院を受診、入院。31日午後、確定症例と診断された。
  3. 第11症例は13歳カナダ籍女性。5月29日両親、弟とカナダ・トロントからAC15便にて香港へ、30日香港到着。その後、バスで深センから入国。入国時発熱のため深セン市第三人民医院へ移送され、入院。入院時体温は38.5度、のどの痛み、咳などの症状があった。31日午後、確定症例と診断された。

No.176
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(浙江省衛生庁より)
内容:浙江省で輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40958.htm
  1. 浙江省衛生庁の発表によれば、5月31日浙江省で新たに1例の輸入性インフルエンザA型H1N1が確定診断された。これは浙江省で二番目の確定症例である。
  2. 患者は39歳、中国籍女性、杭州市民。5月17日のオーストラリアへ旅行に出かけ、18日到着、メルボルンの親戚宅に宿泊。30日現地時間7時30分CX134便にてメルボルン発、同日15時05分に香港空港到着、20時香港からKA622便に乗り継ぎ、22時15分杭州萧山空港に到着。香港乗り継ぎ時には、空港待合室を出ていない。
  3. 杭州萧山空港に到着後、通関時、発熱症状があり、衛生部門により、萧山人民医院でサンプル採取および隔離治療を受けた。31日杭州市CDCの検査によりインフルエンザA型H1N1陽性を呈し、同日6時30分浙江省専門家グループが疑い例と診断。同日17時再検査の結果によりインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 患者はすでに指定医院である杭州市第六人民医院で隔離治療を受けている。患者と同乗した濃厚接触者30名と4人の乗務員は医学観察を受けている。

No.175
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局より)
内容:北京で輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40957.htm
  1. 北京市衛生局によれば、5月31日、北京で輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例1例が報告された。これは北京の第8症例となる。
  2. 患者は7歳の女の子。中国系カナダ人。患者は母とともにAC031 便でカナダを出発、30日16時30分北京到着。入国時体温は38.1度で、北京地壇医院に移送され、隔離治療を受けている。目下、病状は安定している。

No.174
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁より)
内容:広東省広州市で、2番目のインフルエンザA型H1N1二次感染報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40959.htm
  1. 5月31日、広州市で報告された3例目のインフルエンザA型H1N1確定症例の濃厚接触者の中に、もう一人確定症例が発見された。これは広東省8番目のインフルエンザA型H1N1確定症例であり、広東省で2番目の二次感染である。
  2. 患者は22歳女性。広州の写真館メーキャップ担当で、広東省3人目の確定症例の濃厚接触者であり、5月25日第3症例の患者と、車で写真撮影に出かけている。27日から咳、痰、鼻水などが始まり、28日、広州市越秀区CDCがこの写真館の社員を調査したところ、体温が37.5度で、ただちにサンプルを採取、広州市第八人民医院に移送され、隔離治療を受けた。28日広州市CDCの三度の検査すべて陰性であったが、29日と30日、広東省CDCと広州市CDCが再度サンプルを採取して検査したところ結果はともに陽性であった。31日午後、広東省専門家がインフルエンザA型H1N1確定症例で、かつ二次感染であると診断した。
  3. この患者の濃厚接触者は62人で、28日医学観察を行っている。

No.173
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁より)
内容:広東省佛山市で報告された疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40952.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40927.htm
  1. 5月31日午後、広東省衛生庁の発表によれば、佛山で報告されていたベネズエラ国籍の疑い例が確定診断された。これは広東省で7人目の確定症例である。
  2. 患者は23歳、ベネズエラ国籍女性、大学生。5月25日ベネズエラを出発、パリ経由で26日5時50分広州白雲空港へ到着、親戚の車で佛山へ。28日午後、不調を感じ、家で休養。29日午後、従弟の車で広州へ行く途中、体調不良のため、佛山市第一人民医院発熱外来を受診、隔離治療を受けた。30日午後、広東省専門家グループによりインフルエンザA型H1N1疑い例と診断されていた。

No.172
日時:2009年5月31日
情報源:中国衛生部(福建省衛生庁より)
内容:福建省福州市で輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例、報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40951.htm
  1. 福建省衛生庁発表によれば、5月31日福州市衛生局で輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が1例報告された。これは福建省で4番目医の確定症例である。
  2. 患者は22歳、アメリカ国籍男性。アメリカの企業で働いている。5月26日ニューヨークからバンクーバー経由で香港へ。香港からKA660便に乗り継ぎ、北京時間28日午前福州長楽国際空港へ到着。昼ミニバンで連江県の自宅にもどる。30日午前、発熱と咳のため連江県の衛生院を受診。体温38.3度のため、連江県医院感染科病棟に移送され、隔離治療を受けた。31日早朝、福州肺科医院で隔離治療。福建省専門家グループにより、インフルエンザA型H1N1確定症例と判定された。

No.171
日時:2009年5月30日
情報源:新華網
内容:北京でインフルエンザA型H1N1確定症例2例
http://news.xinhuanet.com/society/2009-05/30/content_11457982.htm
  1. 北京市衛生局は30日、新たに2名の輸入性インフルエンザA型H1N1確定診断が報告されたと発表した。これは北京で第6症例、第7症例となる。
  2. 第6症例は54歳女性、中国系アメリカ人。5月26日UA851便でシカゴ発、北京到着。入国時体温は正常。28日のどの渇き、鼻づまり、鼻水が始まり、体温は37.2度。29日体温が38.1度となり、北京地壇医院へ移送された。
  3. 第7症例は23歳男性、中国籍。現在アメリカ留学中。5月26日現地時間15時CO89便でアメリカを出発、27日15時北京到着。29日朝9時ころ発熱、筋肉の痛みなどが現れ、体温37.5度。北京海淀医院を受診後、北京地壇医院へ移送、隔離治療を受けている。

No.170
日時:2009年5月30日
情報源:中国衛生部(福建省衛生庁より)
内容:福建省泉州市で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40926.htm
  1. 福建省衛生庁発表によれば、5月29日泉州市衛生局が報告していた輸入性インフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。これは福建省で3番目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は23歳男性、中国籍、カナダ留学中。5月26日カナダを出発、27日上海に到着、28日午後アモイ高崎国際空港に到着後、車で泉州市徳化県の自宅に戻る。
    29日発熱、頭痛、のどの痛みのため徳化県医院を受診、感染科病棟で隔離治療を受け、30日午前、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されていた。30日午後、福建省の専門家グループにより確定症例と診断された。

No.169
日時:2009年5月29日
情報源:新華網
内容:香港でインフルエンザA型H1N1確定症例、20例に
http://news.xinhuanet.com/world/2009-05/29/content_11453729.htm
  1. 香港では29日新たに5例のインフルエンザA型H1N1が確定診断された。これで香港のインフルエンザA型H1N1確定症例は20例となった。

No.168
日時:2009年5月29日
情報源:中国衛生部(上海市人民政府新聞弁公室より)
内容:上海、集中医学観察者の中の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40918.htm
  1. 29日午後、上海市政府報道官・陳啓偉の発表によれば、上海市CDCの再検査および上海市専門家グループの診察により、上海市で医学観察を受けていた疑い例の一人がインフルエンザA型H1N1確定症例と診断された。これで上海市では4人の輸入性症例が確定診断された。
  2. 患者は33歳の中国籍女性。CA178 便エコノミークラス乗務員。5月23日CA178便で上海浦東国際空港に到着、同便の乗客に発熱症例(後に上海初のインフルエンザA型H1N1確定症例と診断された)が出たため、集中医学観察を受けていた。
  3. 5月28日8時30分、医学観察の定例検査で体温37.3度のため、上海市浦東新区伝染病医院に移送され、隔離治療を受けた。検査で感染の可能性があると診断された。浦東新区CDCおよび上海CDCによる検査の結果、輸入性インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されていた。
  4. 5月29日上海CDCがRT-PCRおよびReal-time RT-PCR検査を行った結果、陽性を呈し、上海市専門家グループによって確定症例と診断された。
  5. 患者は5月23日オーストラリア・メルボルンからCA178便にて上海浦東空港に到着、入国検疫時の体温は正常であったが、感染者が搭乗した便の担当乗務員だったため、医学観察に置かれていた。患者は5月16日にメルボルンに到着、6日間停留の後、5月23日、上海便の機内ではマスクを着用せず、確定症例の患者にサービスを行っていた。医学観察期間は、医療従事者以外に濃厚接触者はない。

No.167
日時:2009年5月29日
情報源:中国衛生部(広東省衛生庁)
内容:29日広東省で疑い例3例が確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40917.htm
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40915.htm
  1. 広東省衛生庁発表によれば、5月29日広東省で新たに3人のインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。
  2. 深セン市で報告されていた2例のインフルエンザA型H1N1疑い例は、21歳と20歳のアメリカ国籍兄妹。現在東莞市に居住。5月17日二人はアメリカ・ニューヨークからCI0011便にて台北へ。19日台北からACI0601便にて香港に到着、車で東莞市へ直行した。21日二人は自家用車で深センへ行き、東莞市へ戻った。27日午前、二人は車で羅湖から香港へ入り、午後3時ころ妹に悪寒症状が始まった。同日22時30分、入国時にはともに体温が上昇、深セン市第三人民医院へ移送され、隔離治療を受けた。28日午前、深セン市CDCが患者のサンプルを検査したところ、インフルエンザA型H1N1陽性であった。28日晩、広東省CDCの検査でも陽性が確認され、疑い例と診断されていた。
  3. 広州市で報告されていた疑い例は(既報の通り)、中国国内で初めての二次感染症例である。
  4. これで、広東省で報告されたインフルエンザA型H1N1確定症例は6人となった。

No.166
日時:2009年5月29日
情報源:中国衛生部
内容:広東省で報告の疑い例、確定診断される。本確定症例の濃厚接触者の中に疑い例発見される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40916.htm
  1. 衛生部発表によれば、5月29日広東省で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定症例と診断された。また、この確定症例の濃厚接触者のうち1名が疑い例と診断された。この疑い例は中国本土で初めての二次感染症例である。
  2. 上述の第一例患者は、28歳男性。中国系アメリカ人で、ニューヨークの病院に勤める。患者は5月23日12時30分、アメリカ・ニューヨークからOZ221便に搭乗、韓国・仁川に到着。24日7時50分OZ369便に乗り継ぎ、広州へ。到着後空港バスで帰宅。24日晩、のどの痛みがあり、25日午後、微熱、26日咳、痰、鼻づまり、鼻水、筋肉の痛み、下痢などの症状があらわれた。27日午前症状が悪化し、広州医学院附属第二医院と広州市第八人民医院を受診。27日、広州市CDCの検査でインフルエンザA型H1N1陽性、広東省CDCの再検査でも陽性が認められた。広東省専門家グループの診察を経て、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されていた。
  3. 5月29日、中国CDCが本症例の咽頭拭い液サンプル検査を検査したところ、インフルエンザA型H1N1陽性を呈した。広東省衛生庁の組織した専門家グループが診察を行い、インフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。目下、患者の病状は安定している。濃厚接触者には医学観察を継続している。
  4. 上述の第二例患者(訳注:疑い例)は、24歳女性、中国籍。広州の写真館でメーキャップを担当。上述第一例の患者が、5月25日、26日、第二例患者の働く写真館ほかで結婚写真を撮影。第二例患者は5月27日早朝にのどの痛み、頭痛、発熱を自覚。28日自宅で休養、体温は37度であった。28日午前10時広東省広州市越秀区CDCで検査を行った後、救急車で広州市第八人民医院へ移送された。広州市CDC、広東省CDCがそれぞれ検査を行ったところ、結果はともにインフルエンザA型H1N1陽性であった。目下、患者の病状は安定している。
  5. 上述第二例は中国本土で初めての二次感染であり、衛生部はこれを重視し、衛生部陳竺部長、共産党組織張茅連書記は連日専門家会議を開き、インフルエンザA型H1N1予防制圧対策を整備している。また、29日に局長級幹部の率いる専門家グループを広東省に派遣、現場で指導にあたらせている。

No.165
日時:2008年5月28日
情報源:新華網
内容:香港で3症例増加、患者の通う中学校休校に。
http://news.xinhuanet.com/gangao/2009-05/28/content_11451049.htm
  1. 28日香港衛生防護センター曾浩輝総監の発表によれば、香港で新たに3人のインフルエンザA型H1N1感染が確認された。これで香港での確定症例は15例となった。患者はすべて香港に帰国後、感染が確定診断された。
  2. 一人は17歳女子学生。カナダから韓国経由で、24日午後3時、KE613便にて香港到着。彼女の4歳になる従弟は27日にインフルエンザA型H1N1確定症例と診断されていた。この学生は27日午後、登校しており、彼女が通う東九龍匯基書院は28日から2週間休校となった。
  3. 同日確定診断された二人目の患者は25日AC015便でカナダ・トロントから帰国した18歳女性。26日から発熱とのどの痛みを感じ、27日診察を受け、プリンセス・マーガレット病院に移送された。
  4. 第15例の確定症例はアメリカ留学中の20歳女子。24日にCO99便でアメリカ・ニュージャージ州を出発、25日午後7時香港到着、A22バスで帰宅した。患者は26日不調を感じ、27日受診後、プリンセス・マーガレット病院に移送された。

No.164
日時:2009年5月28日
情報源:中国衛生部(新華網より転載)
内容:上海で2人目の確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s6717/200905/40913.htm
  1. 上海で5月27日報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例は、28日確定症例と診断された。これは上海で2人目の輸入性確定症例である。
  2. 目下患者の体温は37.4度に下がり、病状は安定している。患者は26歳女性、中国製。現在アメリカの大学で留学中。5月23日午後アメリカ・シカゴからAA289便に搭乗、上海に到着。5月26日に発熱、悪寒、膝関節の痛みなどの症状があり、華山医院を受診。上海市CDCの検査と専門家グループの診察から、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されていた。

No.163
日時:2009年5月28日
情報源:中国衛生部(新華網より転載)
内容:「我が国で二次感染の起きる可能性は極めて高いが、民衆はあわてる必要はない」
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s6717/200905/40911.htm
  1. 新華網北京 5月28日電(記者 周婷玉)によれば、「輸入性症例の増加につれ、我が国で近いうちに二次感染の起きる危険性は日増しに増大している。我が国はこれに対して周到な準備を整えており、民衆はあわてる必要はない」中国CDC流行病学(疫学)首席専門家・曾光は、インタビューを受けて、こう述べた。
  2. 人類の歴史の中で、インフルエンザウイルスに新たな変異株が出現するたびに、各国で輸入性症例発生に続き、たちまち本土での感染が広がるという状況が相継いで生まれる。曾光によれば、今回のインフルエンザA型H1N1発生後、我が国を含めいくつかの国が早期に厳格な防衛措置をとっているため、国内感染を食い止め、国内感染発生の時期を有効に遅らせることに成功している。
    しかし、多くの国で見られるように、今回のインフルエンザA型H1N1は潜伏期にも感染性を持っていることが分かっており、一部の感染者は症状が軽微、あるいは発熱がなくても感染力を持つといわれている。
  3. 曾光の指摘によれば、現在のところ、国内感染が発生しても、インフルエンザは治療可能であり、大部分は自然治癒する。緊急治療を必要とするものは極めて少数である。目下、最も重要なのは監視の強化であり、国内感染が出現した場合は相応の措置によって感染率を抑え、重症者に対しては救急措置をとる。民衆は、流行情報に注意を払い、必要以上にあわてることなく、自己防衛につとめる必要がある。「5歳以下の児童、高齢者、慢性疾患を持つ者、妊婦など、抵抗力の低い人々は、さらなる注意が必要である」

No.162
日時:2009年5月28日
情報源:中国衛生部(福建省衛生庁)
内容:福建省福州市で報告された疑い例が確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40910.htm
  1. 福建省衛生庁の通報によれば、5月27日に福州市衛生局で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。これは福建省で2人目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は25歳の中国籍男性。アメリカで飲食業に従事している。5月24日ニューヨーク発(訳注:北京経由)、25日晩、福州長楽国際空港に到着。26日午前、咳とのどの痛みのため福州市第二医院を受診、27日早朝、福州市肺科医院へ移送され、隔離治療を受けた。27日17時広東省CDCが患者のサンプルを検査した結果、インフルエンザA型H1N1陽性を呈し、疑い例と診断された。
  3. 5月28日中国CDCで患者の咽頭拭い液を検査し、インフルエンザA型H1N1陽性を確認した。広東省の専門家グループがインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 目下、患者の病状は安定しており、体温は37度。濃厚接触者84名のうち23名が広東省内。19名が医学観察下に置かれており、4名を捜索中。関連情報は中国衛生部および関係省・市に伝えられ、残る省外の61名について捜索協力を要請中。

No.161
日時:2009年5月27日
情報源:新華網
内容:27日香港で新たに2名の確定症例
http://news.xinhuanet.com/gangao/2009-05/27/content_11446698.htm
  1. 香港特区政府衛生署27日発表によれば、新たに2名のインフルエンザA型H1N1確定診断が報告された。患者は4歳の男児と、成人女性。これで香港で確定診断されたインフルエンザA型H1N1症例は12例に上った。
  2. 男児は5月24日午後、韓国からKE613便にて香港に到着。男児と父親、叔母、いとこは5月12日から20日にかけてバンクーバーを訪問、21日から24日は韓国に滞在していた。男児は21日韓国到着後、咳、鼻水、軽度の発熱があり、現地で治療を受けていた。23日症状はおさまり、翌24日飛行機で香港へ戻った。
  3. 衛生署の調査によれば、男児と父親は空港バスで屯門兆麟苑の自宅に戻った。26日再度発熱し、中医(漢方医)にかかった。同日、父親は男児を屯門医院救急室に移送し、入院。27日検査の結果、男児の呼吸器分泌物からインフルエンザA型H1N1陽性反応が見られた。男児はすでにプリンセス・マーガレット病院で隔離治療を受けている。
  4. 男児のいとこ17歳は、27日に呼吸器感染の症状がみられ、プリンセス・マーガレット病院で医学観察を受けている。男児の父母、お手伝い、叔母に異常はみられないが、病院で医学観察下におかれる予定。衛生署はKE613便の乗客と乗務員の一部を濃厚接触者として捜索中。
  5. 二人目の患者は25日確定症例と診断された兄妹の母親。25日よりプリンセス・マーガレット病院で医学観察を受けていたが、26日夕方から頭痛、咳、発熱などの症状が始まり、タミフルによる治療を受けていた。27日の検査で陽性と診断された。今のところ、その夫やお手伝いには異常はみられない。

No.160
日時:2009年5月27日
情報源:広東省衛生庁
内容:広東省江門市の疑い例、確定診断される
http://www.gdwst.gov.cn/html/zwxw/200905276743.html
http://www.gdwst.gov.cn/html/zwxw/200905276742.html
  1. 広東省衛生庁発表によれば、5月26日、広東省江門市で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。これは広東省で2人目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は62歳男性。中国系アメリカ人。2009年5月16日サンフランシスコを出発し17日香港へ到着した。18日香港からバスで江門台山市を経由して白沙鎮へ到着。20日発熱し、22日現地の衛生院、23日には台山市人民医院を受診した。25日江門市CDCの検査でインフルエンザA型H1N1陽性と判明。26日広東省CDCと広州市CDCの再検査でも陽性であった。
  3. 5月27日中国CDCで患者の咽頭拭い液を検査し、インフルエンザA型H1N1陽性を確認した。広東省の専門家グループがインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 患者の病状は安定しており、体温、精神状態とも正常。濃厚接触者23名は隔離され、医学的観察を受けている。

No.159
日時:2009年5月26日
情報源:中国衛生部(内容を一部簡略化してお伝えしています)
内容:湖南省の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40867.htm
  1. 衛生部発表によれば、湖南省長沙市のインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。
  2. 患者はアメリカ留学中の19歳男性。住所は湖南省長沙市。5月21日ニューヨークから北京に到着。22日に長沙に到着した。この患者は北京で報告された4人目の確定症例と同じCA982便でニューヨークから北京へ到着しており、23日湖南省CDCが医学観察下に置いていた。5月22日より始まった咳が25日ひどくなり、長沙市公共衛生救急センターで隔離治療されていた。5月25日に衛生部はインフルエンザA型H1N1疑い例として報告を受けていた。
  3. 5月26日、中国CDCが患者の咽頭拭い液サンプルに対しreal-time RT-PCRとRT-PCR試験を行い、インフルエンザA型H1N1確定症例と判断した。目下、患者の病状は安定している。これまでに見つかった濃厚接触者には、特に異常は見られない。

No.158
日時:2009年5月26日
情報源:新華網
内容:山東省衛生庁発表、手足口病の死亡症例が36例に
http://www.chinanews.com.cn/jk/news/2009/05-26/1707511.shtml
  1. 山東省衛生庁25日の発表によれば、5月18日から24日の間に、山東省では新たに手足口病の死亡症例が3例発生、これで山東省の手足口病による死亡症例は36となった。
  2. 死亡症例3例の内訳は、臨沂2例、濰坊1例。現在、山東省17市のうち8つの市に死亡例が出ている。内訳は菏澤市19例、臨沂7例、聊城3例、済寧2例、泰安2例、徳州1例、烟台1例、濰坊1例。
  3. 5月24日24時現在、山東省では手足口病が累計48,457症例報告されており、43,352症例が回復。重症例の報告は累計1,400例。
  4. 5月18日から24日の一週間だけで、全省で手足口病4,870例が報告されており、目下、患者は5,069人、そのうち1,902人が入院治療を受けている。

No.157
日時:2009年5月25日
情報源:新華網
内容:香港で新たに2症例の輸入性インフルエンザA型H1N1確認
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/25/content_11434345.htm
  1. 香港特区衛生部門25日発表によれば、香港で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例が2症例増加した。患者はアメリカを訪問した兄妹で、年齢は4歳と1歳半。これで、香港では輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例が9例となった。
  2. 2名の患者は、24日両親とともにニューヨークから香港に到着、検疫時体温は正常であった。空港から香港セントラルまで地下鉄で移動した後、タクシーで自宅へ戻った。
  3. 女児(1歳半)は23日から鼻水の症状があり、男児(4歳)は香港到着後、同様の症状が現れた。二人は25日母親に連れられ浅水湾の診療所を受診、救急車でプリンセス・マーガレット病院に移送され、25日晩インフルエンザA型H1N1陽性と診断された。

No.156
日時:2009年5月25日
情報源:中国衛生部(内容を一部簡略化してお伝えしています)
内容:上海の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40842.htm
  1. 衛生部は、上海で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断されたと発表した。これは中国本土で11人目の輸入性症例である。
  2. 患者は30歳、オーストラリア在住の中国籍男性。5月23日メルボルンから上海浦東国際空港に到着。入国時体温は38.8度、検疫係員によって浦東新区伝染病医院に移送され、隔離治療を受けた。5月24日上海市CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査し、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断した。
  3. 5月25日早朝、中国CDCがreal-time RT-PCRとRT-PCRで陽性を確認し、インフルエンザA型H1N1確定症例と判断した。
  4. 目下、患者の病状は安定している。上海市衛生部門は31名の濃厚接触者に対して医学観察を行っているが、特に症状は見られない。

No.155
日時:2009年5月25日
情報源:中国衛生部(内容を一部簡略化してお伝えしています)
内容:浙江省の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40841.htm
  1. 衛生部は、浙江省で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断されたと発表した。これは中国本土で10人目の輸入性症例である。
  2. 患者は浙江省温州市に住む19歳男性。ニューヨークの大学に留学中。5月21日ニューヨーク発、22日上海を経由して温州に到着。5月22日発熱し、23日温州第二人民医院発熱外来を受診。入院時体温は38度、のどの痛み、咳などの呼吸器症状がみられた。
  3. 温州市CDCと浙江省CDCがそれぞれ患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、ともにインフルエンザA型H1N1陽性を呈し、疑い例と診断した。
  4. 5月25日中国CDCがreal-time RT-PCRとRT-PCRで陽性を確認し、インフルエンザA型H1N1確定症例と判断した。
  5. 患者の病状は安定している。4名の濃厚接触者は定点医院(指定病院)で医学観察をうけているが、特に症状は見られない。

No.154
日時:2009年5月25日
情報源:新華網
内容:香港で7例目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://news.xinhuanet.com/gangao/2009-05/25/content_11427641.htm
  1. 香港衛生防護センター24日発表によれば、香港で7例目のインフルエンザA型H1N1輸入性症例が確認された。
  2. 患者は21歳女性、アメリカ留学中。5月22日アメリカからソウルで乗り継ぎ、夜香港に到着した。香港への機内でのどの痛みを感じたが、発熱はなかった。空港バスで帰宅。翌日発熱、頭痛のため、広華医院を受診。その後、プリンセス・マーガレット病院へ移送され隔離治療を受けている。病状は安定している。
  3. 24日検査結果は陽性だったが、患者と同居の家族4人の検査結果は陰性であった。

No.153
日時:2009年5月24日
情報源:中国衛生部(内容を一部簡略化してお伝えしています)
内容:北京で報告の疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40836.htm
  1. 北京市衛生局は5月24日、報告されていたインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断されたと発表した。これは北京市で5例目の輸入性確定症例である。
  2. 患者は46歳中国籍男性。5月21日トロントから北京に到着。23日朝陽医院の発熱外来を受診。北京市CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査し、インフルエンザA型H1N1陽性疑い例と判定した。24日北京地壇医院へ転院、隔離治療を受けた。
  3. 5月24日中国CDCが疑い例患者の咽頭拭い液サンプルを検査し、本症例をインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 5名の濃厚接触者は医学観察を受けているが、特に症状はみられない。

No.152
日時:2009年5月24日
情報源:中国衛生部
内容:福建省のインフルエンザA型H1N1疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40832.htm
  1. 衛生部は、5月24日福建省福州市長楽市のインフルエンザA型H1N1疑い例(2007年8月生まれの女児)が確定診断されたと発表した。
  2. 5月23日中国CDCが患児の発症2日目の鼻腔拭い液をreal-time RT-PCR試験にかけたところ、インフルエンザA型H1N1陽性を認めた。5月24日衛生部専門家グループが診察を行い、インフルエンザA型H1N1診療方案に基づき、患児の臨床状態、疫学調査、実験室検査結果から、インフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  3. 目下、患児の病状は安定し、体温も正常。家族とタクシー運転手ら8名の濃厚接触者は定点医院(指定病院)で医学観察を受けている。KA662便の濃厚接触者38名のうち、30名が見つかったが、8名はすでに中国本土を離れている。
    【疑い例としての診断経過】

No.151
日時:2009年5月23日
情報源:中国衛生部
内容:福建省でインフルエンザA型H1N1疑い例報告
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40830.htm
  1. 衛生部が5月23日11時、福建省衛生庁から報告を受けたところによると、福州市長楽市医院で発熱症例を受け入れ、臨床状態、疫学調査、実験室結果から、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断した。
  2. 患者は2007年8月生まれの女児。国内居住地は福建省福州市長楽市である。患児は現地時間5月19日午前10時、家族と共にアメリカ・ニューヨークから搭乗、便名はCX841便。5月20日午後2時、香港空港に到着。約3時間後にKA662便に乗り継ぎ、午後6時30分福州長楽国際空港へ到着。その後、患児は家族とタクシーで福州市長楽市の自宅に戻った。
  3. 5月21日午前8時、発熱と急性呼吸器感染症状により、現地の衛生院にて体温を測ったところ39度、ただちに福州長楽市医院感染科で隔離治療を受けた。入院時の体温は37.7度。福州市CDCと福建省CDCは5月22日患者の咽頭拭い液を採取。23日の検査結果はインフルエンザA型H1N1陽性であった。23日早朝、患児は福州市肺科医院に移送され、隔離治療を受けた。体温は37.5度、咳、鼻水などの症状があるが、容体は安定している。家族や診察などにあたった8名の濃厚接触者は医学観察を受けている。
  4. 衛生部は5名の専門家を広東省に派遣し、患児の治療と、予防対応にあたらせた。関連情報はWHOや関係国家・地域に通報されている。

No.150
日時:2009年5月23日
情報源:新華網
内容:香港で2例の感染を確認
http://news.xinhuanet.com/gangao/2009-05/23/content_11424894.htm
  1. 香港特区政府衛生防護センターは23日、香港で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例が2例確認されたと発表した。患者はそれぞれ20歳女子留学生と53歳本土の男性。これで香港の確定症例は計6例となった。
  2. 衛生防護センター総監・曽浩輝によれば、この女性患者は22日CX831便でアメリカ・ニューヨークから香港に到着、座席は31列目。男性患者は22日UA869便でアメリカ・サンフランシスコから香港に到着、座席は50列目。
  3. 香港港湾衛生署職員が空港でこの2名の発熱を発見、救急車でプリンセス・マーガレット病院へ移送し隔離治療を受けさせた。目下患者の病状は安定している。2名の患者は機内でマスクをしていたという。
  4. 衛生署では現在CX831便、30-34列の乗客とUA869便、47-53例の乗客、そして同じキャビンで乗務していた乗務員を追跡している。

No.149
日時:2009年5月23日
情報源:北青網(北京青年報)
内容:昨日、北京で感染者2名増加
http://bjyouth.ynet.com/article.jsp?oid=51834851
  1. 北京市によれば22日、インフルエンザA型H1N1症例が2例、相次いで報告された。これまでに北京市では4例の輸入性症例が見つかっている。2名の患者はすでに隔離治療を受けており、病状は安定している。すべての濃厚接触者も医学観察下に置かれている。北京市CDC伝染病・地方病(風土病)予防研究所の王全意所長は、今後も輸入性症例そして国内感染の発生は否定できないと述べた。

No.148
日時:2009年5月22日
情報源:新華網
内容:台湾で6人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/22/content_11421249.htm
  1. 台湾防疫機構22日晩発表によれば、台湾で新たにインフルエンザA型H1N1確定症例が発生した。これは台湾で6例目の確定症例である。患者は第4症例の娘5歳。
  2. その数時間前、台湾防疫機構は第4例、第5例の確定症例を発表していた。ともに海外からの輸入性症例である。第4症例は30歳女性、第5症例は第3症例の姉であった。

No.147
日時:2009年5月22日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局)
内容:北京で4人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40828.htm
  1. 北京市衛生局は、5月22日北京市でインフルエンザA型H1N1確定症例が報告されたと発表した。これは北京市で4例目の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例である。
  2. 患者は65歳男性。中国系アメリカ人。5月21日CA982便にてニューヨークから北京へ到着。入国時検温で37.5度だったため、地壇医院に移送され隔離治療を受けている。
  3. 5月22日北京市CDCは患者の咽頭拭い液サンプルを検査、さらに中国CDCの再検査を経てインフルエンザA型H1N1陽性を確認した。北京市専門家グループは患者の臨床状態、疫学調査、実験室検査結果から、衛生部制定の診療方案に基づき、この症例をインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 目下、患者の体温は正常、病状も安定している。北京市衛生部門は濃厚接触者に対して医学観察を行っている。また、関連状況は、北京市衛生局から衛生部および北京市人民政府に通報されている。

No.146
日時:2009年5月22日
情報源:中国衛生部(北京市衛生局)
内容:北京で3人目の輸入性確定症例報告
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40827.htm
  1. 北京市衛生局は5月22日、北京市でインフルエンザA型H1N1確定症例が報告されたと発表した。これは北京で3例目の輸入性確定症例となる。
  2. 患者は69歳男性、中国籍。カナダ在住2年あまり。5月16日、患者と妻はAC031便にてトロントから北京へ到着、息子の車で帰宅。その後、ほとんどは在宅休養。5月21日9時、発熱し37.7度。筋肉の痛みを伴った。解放軍302医院にて受診。現在、同病院にて隔離治療を受けている。
  3. 5月22日軍事医学科学院と北京市CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査した結果、インフルエンザA型H1N1陽性を呈した。専門官グループは患者の臨床状態、疫学調査、実験室検査結果から、衛生部制定の診療方案に基づき、この症例をインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  4. 目下、患者の体温は正常に戻り、病状は安定している。北京市衛生部門は4名の濃厚接触者を医学観察下に置いているが、特に症状はみられない。関連情報は北京市衛生局から衛生部と北京市人民政府に通報されている。

No.145
日時:2009年5月22日
情報源:新華網
内容:香港で4人目のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://news.xinhuanet.com/gangao/2009-05/22/content_11420293.htm
  1. 新華社速報:香港で新たなインフルエンザA型H1N1症例が確認された。これは香港で4例目の確定症例である。

No.144
日時:2009年5月21日
情報源:新華網
内容:台湾インフルエンザA型H1N1確定症例3例に
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/21/content_11415667.htm
  1. 台湾防疫機構21日深夜発表によれば、台湾でまたインフルエンザA型H1N1の新たな感染が確認され、これで台湾での確定症例は3例となった。3名の患者はともにアメリカからの入国者である。
  2. 第三症例の患者はアメリカ・サンフランシスコから台湾に戻った23歳女子留学生。21日早朝エバー航空BR171便にて台湾桃園空港に到着、発熱のため病院へ移送され、確定診断された。
  3. 台湾防疫機構は同日夕方、第二症例の確認を発表していた。患者は22歳、アメリカ・ニューヨークで留学中の女性である。

No.143
日時:2009年5月21日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部発表、インフルエンザA型H1N1予防対策情報
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40796.htm
  1. 衛生部は、5月21日12時までに、中国本土で5例のインフルエンザA型H1N1確定症例が報告されたと発表した。
  2. 現在、北京、広東の確定症例は病状が安定しており、不快な自覚症状なし、体温も正常で、現地の伝染病医院で隔離治療を受けている。
  3. 広東の症例とともに5月15日T810号列車の7号車に乗車した濃厚接触者は合計93人、うち86名が見つかり医学観察措置を受けている。
  4. 衛生部の先の通知によれば、全国で119か所のインフルエンザ実験室を全国インフルエンザ監視測定ネットワーク実験室として追加認定することとし、また167か所の病院を全国インフルエンザ監視測定歩哨医院として追加認定した。これらの医療衛生機構に対しては、インフルエンザA型H1N1の監視測定を行うよう求めた。また、中国CDCにはただちに監視測定作業の人員養成を展開し、新設のネットワーク実験室に検査試薬を提供し、監視方法の標準化と質のコントロールを行うよう指示した。

No.142
日時:2009年5月21日
情報源:新華網
内容:青海省で渡り鳥に鳥インフルエンザ発生、流行拡大防止に努める
http://tibet.news.cn/gdbb/2009-05/21/content_16585925.htm
  1. 5月20日午後、青海省重大動物疫病予防制圧指揮部によれば、先日青海省海南チベット族自治州更尕海地区でH5N1高病原性鳥インフルエンザが発生した後、現地政府および防疫部門は有効な措置を講じ、流行拡大防止につとめている。
  2. 5月18日、農業部が正式発表したところでは、青海省海南チベット族自治州更尕海地区で渡り鳥に高病原性鳥インフルエンザが発生した。同省重大動物疫病予防制圧指揮部によれば、19日までに死亡した渡り鳥は累計199羽。20日に発見された羽は、国家鳥インフルエンザ参考実験室に送られた。
    流行発生後、現地政府と衛生防疫部門はただちに予防制圧措置を講じ、拡大防止に努めている。発生地区への主要道路には臨時消毒検査所4か所を設け、通行車両に消毒を行い、関係者以外の出入りを禁じている。また、家禽への感染を防ぐため、すでに2.1万羽以上の家禽を処分し、2.3万羽以上にワクチンを投与している。今のところ、家禽への感染は確認されていない。

No.141
日時:2009年5月20日
情報源:新華網
内容:台湾で初のインフルエンザA型H1N1確定症例
http://news.xinhuanet.com/tw/2009-05/20/content_11405554.htm
  1. 台湾防疫機構の最新発表によれば、台湾で初のインフルエンザA型H1N1確定症例が発生した。患者は52歳の外国籍男性。病院で隔離治療を受け、病状は安定している。
  2. 患者本人は医者で、台湾への途上、機内で発熱症状があり、入国後、桃園医院に移送され、隔離治療を受けている。19日晩の初期検査で陽性を呈し、20日早朝4時にインフルエンザA型H1N1確定感染が確認された。患者はそれ以前にアメリカに滞在していたという。
    現在、台湾防疫機構は患者と同便の搭乗者を探している。

No.140
日時:2009年5月20日
情報源:中国衛生部
内容:チベットで報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例、感染なし
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40759.htm
  1. 衛生部の発表によれば、チベット日喀則(シガツェ)地区樟木口岸から入国したイタリア人女性旅行客は、5月20日午前、インフルエンザA型H1N1感染なしとされ、季節性インフルエンザと診断された。同行していた23名の旅行客も医学観察を解除された。
  2. 5月20日午前、中国CDCがこの疑い症例の咽頭拭い液サンプルをreal-time RT-PCRとRT-PCR検査にかけた結果、インフルエンザA型H1N1陰性であり、ヒト季節性インフルエンザH3亜型陽性であった。衛生部専門家グループは患者の臨床状態、疫学調査、実験室検査結果から、衛生部制定の診療方案に基づき、季節性インフルエンザと診断、インフルエンザA型H1N1感染の可能性は排除された。目下、患者の病状は安定し、体温は37.5度、のどの腫れもおさまっているという。

No.139
日時;2009年5月19日
情報源:中国衛生部
内容:チベット自治区で疑い例発生
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40687.htm
  1. 5月19日早朝、衛生部はチベット自治区衛生庁から、チベット日喀則(シガツェ)地区樟木口岸医院で発熱症例を受け入れ、臨床表現と実験室検査の結果、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断したとの通報を受けた。
  2. 患者は42歳女性、イタリア人。5月12日イタリアからネパールへ到着。5月15日鼻づまり、のどの痛み、冷や汗などを感じた。5月16日チベット自治区樟木口岸で入国検疫の際、脇の下検温38.5度だったため、樟口木岸医院へ移送。目下患者の病状は安定している。
  3. 5月18日チベット自治区CDCが患者の咽頭拭い液サンプルを検査したところ、インフルエンザA型H1N1核酸陽性であった。チベット自治区衛生、検疫部門などは患者と同行の外国人旅行客(濃厚接触者)23名を現地のホテルで医学観察下に置いている。

No.138
日時:2009年5月19日
情報源:中国衛生部
内容:広東省インフルエンザA型H1N1疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40686.htm
  1. 衛生部発表によれば、5月19日午前、広東省広州市のインフルエンザA型H1N1疑い例が確定診断された。これは中国本土で四症例目の輸入性確定症例である。
  2. 5月19日7時、中国CDCは疑い例患者の発熱3日目の咽頭ぬぐい液サンプルをreal-time RT-PCRおよびRT-PCR検査にかけたところ、インフルエンザA型H1N1核酸陽性を呈した。衛生部専門家グループは、患者の臨床状態、疫学調査結果、実験室検査結果から、衛生部制定の診療方案に基づき、インフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  3. 広東省衛生部門は関係部門と協力し、濃厚接触者の追跡を行っている。これまでに見つかった濃厚接触者の中には症状はみられないという。

No.137
日時:2009年5月19日
情報源:人民網(人民日報)
内容:中国国内で初めてインフルエンザA型H1N1ウイルス分離に成功
http://nc.people.com.cn/GB/61154/9322694.html
  1. 5月17日、中国CDC病毒病所(ウイルス性疾患研究所)国家インフルエンザセンターは、中国初の輸入性インフルエンザA型H1N1確定症例の咽頭ぬぐい液サンプルから、中国国内で初めてインフルエンザA型H1N1ウイルスの分離に成功した。WHOのウイルス命名規則に従い、A/sichuan/1/2009(H1N1)swlと命名した。
  2. 5月18日早朝このウイルスの全遺伝子配列測定を完了。配列分析の比較から、今回分離されたウイルスはアメリカで分離されたインフルエンザA型H1N1と高い相同性を示し、同一種類のウイルスであると考えられる。また、このウイルスはタミフルに感受性があることが分かった。
  3. 中国CDCの専門家によれば、ウイルス株分離の成功は今後、診断薬、ワクチン、感染メカニズムなどの研究に重要な役割を果たすという。また、この遺伝子配列情報はすでにGenebankとGISAIDに提供されている。

No.136
日時:2009年5月17日
情報源:中国新聞網
内容:北京市インフルエンザA型H1N1で63名が医学観察中
http://estate.chinanews.com.cn/jk/jk-ysbb/news/2009/05-17/1695428.shtml
  1. 北京市衛生局が5月17日20時30分に公布した数字によれば、同日16時現在、北京市でインフルエンザA型H1N1確定症例が1例、同地で医学観察を受けている人数は63名である。
  2. 報告によれば、北京市定点医院の発熱症例による集中医学観察の人数は累計109名。そのうち、地壇医院は累計103名、すでに86名が退院しており、現在病院に残るのは17名。佑安医院は累計6名、6名はすべて退院している。すべての症状は安定しており、重症例は無い。15名が病原学検査の結果待ちであり、1名が病原学検査陽性。その他はすべて陰性であった。
  3. 17日16時までに、北京市の集中医学観察場所2か所に受け入れた濃厚接触者は累計303名、257名がすでに医学観察を解かれている。現在、45名が残り、1名が地壇医院へ転院している。新たに医学観察におかれた19名が病原学検査結果待ちのほか、その他はすべて陰性であった。

No.135
日時:2009年5月16日
情報源:中国衛生部
内容:北京でインフルエンザA型H1N1確定症例報告
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40646.htm
  1. 5月16日衛生部は、北京市でインフルエンザA型H1N1一例が確定診断され、これは中国内地で三番目の輸入性症例である、と通知した
  2. 患者は18歳女性、北京出身。現在米国ニューヨークの大学で留学中。患者は5月11日13時50分米コンチネンタル航空CO89便で北京に到着。母の出迎えで帰宅中、外出や友人との面会などはしていない。13日12時、患者は体調不良、全身脱力感を感じ、検温したところ微熱があった。5月14日20時北大医院の発熱外来で受診。咳、少量の痰、頭痛、のどの痛み、胸部不快感、筋肉のだるさなどを訴えている。体温は37.7度、A型インフルエンザを疑われた。5月15日早朝2時、地壇医院に転院。北京CDCが患者の咽頭ぬぐい液サンプルを検査した結果、インフルエンザA型H1N1ウイルス疑陽性、H3亜型陽性を呈した。
  3. 5月16日中国CDCおよび中国医学科学院が患者のサンプルを再検査したところ、インフルエンザA型H1N1と確認された。
  4. 衛生部専門家グループは、患者の臨床状態、疫学調査の結果と実験室検査結果をもとに、衛生部制定の診療方案により、本症例をインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。
  5. 目下、患者の体温は正常であり、病状は安定している。北京市衛生部門は濃厚接触者の追跡を行った。すべての濃厚接触者とはすでに連絡がとれ、医学観察を行っており、症状はみられない。
  6. 衛生部は患者の状況をすでにWHO、香港・マカオ・台湾など関係国・地域に通報している。

No.134
日時:2009年5月14日
情報源:新華網
内容:北京市96か所の病院に感染性疾患科を設立、疑い症例の検査を実施
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/14/content_11375870.htm
  1. インフルエンザA型H1N1の予防対策のため、北京市衛生局は市内96か所の病院に感染性疾患科を設けており、感染の疑われる発熱症例のスクリーニング検査を実施している。また、38か所の医療機関実験室に、インフルエンザA型H1N1のサンプル検査の任務を与えることとした。
  2. 北京市は14日夜、インフルエンザA型H1N1の予防対策会議を開いた。北京市衛生局・来英局長によれば、目下、北京市には感染性疾患科を設置した病院は96か所あり、その内訳は3級(訳注:最高レベル)総合医院40か所、2級総合病院56か所。その中に、部隊の病院4か所、中医学病院10か所を含む。
  3. 方来英局長は、現在インフルエンザA型H1N1の予防対策は、単に輸入性症例を防ぐことから、病院の発熱スクリーニング検査を固めることへと移行しているため、北京市医療機関に感染性疾患科を設立することは重要な役割を果たすであろう、と述べた。
  4. 紹介によれば、北京市衛生部門はインフルエンザ様症例の、より広範な監視を進める予定であり、検査条件を満たす実験室を持つ病院38か所にインフルエンザ様症例の検査を担当させることとした。その中で、佑安医院など8か所は、自分の病院のサンプル検査を担当し、中日友好医院など30か所は、それぞれ指定管轄地域内のサンプル検査と自分の病院のサンプル検査を担当する。

No.133
日時:2009 年5 月13日
情報源:中国衛生部
内容:山東省報告のインフルエンザA型H1N1疑い例、確定診断される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40559.htm
  1. 衛生部通達によれば、5月13日山東省で報告されたインフルエンザA型H1N1の疑い例は確定症例と診断された。これは中国で2症例目の輸入性確定症例である。
  2. 5月13日午前、中国CDCと中国医学科学院が、山東省で報告されたインフルエンザA型H1N1疑い例患者の咽頭ぬぐい液標本の実験室検査を行ったところ、インフルエンザA型H1N1陽性であった。遺伝子配列の比較から、インフルエンザA型H1N1ウイルス株(A/California/04/2009)との同源性(相同性)は99.6%、季節性インフルエンザH1N1ウイルス代表株(A/Brisbane/59/2007)との同源性(相同性)は79.7%で、当該標本の核酸検査の結果、インフルエンザA型H1N1ウイルス陽性と確認された。
  3. 衛生部の専門家グループは疑い例患者の臨床状態、疫学調査結果、実験室検査結果から、衛生部制定の診療方案に基づき、インフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。

No.132
日時:2009年5月12日
情報源:中国網
内容:中国初のインフルエンザA型H1N1確定症例の状況報告
http://www.china.com.cn/v/news/china/2009-05/12/content_17760946.htm
  1. 11日午後4時、衛生部は多数の専門家を招いて記者会見を行い、中国初のインフルエンザA型H1N1確定症例の状況を紹介した。
  2. 李徳新(訳注:中国CDC病毒病所〈ウイルス性疾患予防対策研究所〉所長)は「目下、『二代病例(第二世代症例)』は見つかっていない。形勢は我々のコントロール下にある」として、予防対策の重点は依然、流行状況の監視報告を強化することであり、港・空港、交通検疫などの技術的措置をとることであると述べた。
  3. 北京出入境検験検疫局副局長・崔宝祥は、4月25日以来、検疫部門はそれまでの検査測定を基礎に、赤外線体温検査を一つ増やしたと語った。
  4. 北京大学医学部伝染病学系教授・徐小元の述べたところでは、目下流行中のインフルエンザA型H1N1は現在の資料を見る限り比較的穏やかで、過度の心配は不要である。SARSの致死率は各国報道に違いはあるものの、おおよそ7%から14%。高病原性鳥インフルエンザH5N1は30%から70%。今回のインフルエンザA型H1N1は、把握している資料によれば、国によって異なるがおよそ平均1.22%である。

No.131
日時:2009年5月11日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部2009年4月全国法定報告伝染病感染状況を発表
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40495.htm
  1. 2009年4月(2009年4月1日零時から4月30日24時)、全国(台湾、香港、マカオを含まず。以下同様)で、甲類伝染病のうちペスのト症例、死亡例報告無し、コレラは2症例報告、死亡例無し。
  2. 乙類伝染病はSARS、ポリオ、鳥インフルエンザ人感染、インフルエンザA型H1N1、デング熱、ジフテリアの症例、死亡例報告無し。その他20種の伝染病発症366,850例、死亡1,053人が報告されている。発症数上位5種は、肺結核、B型肝炎、梅毒、赤痢、麻疹で、乙類伝染病報告数の87.21%を占める。
  3. 丙类伝染病の発症は317,505例、死亡71人。発症数上位3種は手足口病、流行性耳下腺炎、その他感染性下痢で、丙類伝染病報告数の91.20%を占める。
  4. 4月30日、衛生部はインフルエンザA型H1N1を「中華人民共和国伝染病防治法」の規定する乙類伝染病に指定し、甲類伝染病と同等の予防対策措置をとることとした。
  5. 参考資料: 2009年4月全国法定报告传染病发病、死亡统计表.doc
    (www.moh.gov.cn サイト内へジャンプします。Wordファイル・30.5 KB)

No.130
日時:2009年5月13日
情報源:中国衛生部
内容:山東省でインフルエンザA型H1N1疑い例報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40543.htm
  1. 5月12日17時、衛生部は山東省衛生庁から、山東省済南市伝染病医院で発熱症例が発生し、臨床表現と実験室検査の結果、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されたとの通報を受けた。
  2. 患者は19歳男性、カナダ留学中。5月7日12時(カナダ時間)、AC029便でカナダを出発、5月8日14時30分北京到着。5月10日20時、患者は発熱を自覚。5月11日午後、自己検温39度、のどの痛みや頭痛などの症状も伴った。5月11日19時25分、D41号列車で北京を離れ、同日22時35分済南に到着。患者は21時49分に列車内から済南市CDCに連絡、済南到着後、同CDC職員が患者を済南市伝染病院に移送し、隔離治療を受けさせた。5月12日午前、済南市CDCと山東省CDCがそれぞれ患者の標本を検査したところ、結果はともにインフルエンザA型H1N1疑似陽性であった。
  3. 山東省衛生庁は省内の専門家を招集し診療を行い、「インフルエンザA型H1N1診療方案(2009年試行版第一版)」にもとづき、患者をインフルエンザA型H1N1疑い例と診断した。目下、患者は済南市伝染病院で隔離治療を受けており、病状は回復に向かっている。山東省衛生部門は済南市伝染病院に対し徹底消毒を行い、密接接触者を探し、医学観察を行っている。
  4. 衛生部は臨床、疫学調査、実験室検査の専門家を派遣し、済南で診療と予防対策の指導にあたらせている。山東省衛生部門に対しては、患者の治療と疫学調査、密接接触者の捜索を強化するよう求め、また患者のサンプルを中国CDCに送り再検査を行うよう指示している。
  5. 衛生部は鉄道部、民航局とも連携し、同便(座席番号第32-38列)と列車(7号車)の乗客の追跡を行っており、上記の乗客や関係者に現地の衛生部門と連絡を取るよう呼びかけている。また関連状況をWHO、関係国や地域に通報している。

No.129
日時:2009年5月11日
情報源:中国衛生部
内容:四川省でインフルエンザA型H1N1一例確定診断
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40485.htm
  1. 5月11日衛生部は、四川省でインフルエンザA型H1N1一例確定診断され、これは中国内地で初めての症例である、と通知した
  2. 患者は30歳男性、アメリカの大学に留学中。5月7日米国セントルイスからセントポール経由日本東京に到着。5月8日NW029便にて東京発、5月9日午前1時30分に北京首都空港に到着。入国検査では体温が37度以下であり、本人からも症状の報告がなかった。同日10時50分、3U8882便にて北京発、13時17分成都到着。
  3. 患者は5月9日北京から成都までの間に発熱、のどの痛み、咳、鼻づまり、鼻水少量などの自覚症状があり、成都到着後、不調のため、直接四川省人民医院で受診した。5月10日午前、四川省CDCは、2度の検査でインフルエンザA型H1N1弱陽性との結果を得た。四川省衛生庁は省内の専門家集団を組織し、診察にあたらせ、「インフルエンザA型H1N1診療方案(2009年試行版第一版)」に基づき、この患者をインフルエンザA型H1N1疑い例と診断した。
  4. 5月10日晩、中国CDCと軍事医学科学院は患者の標本に対し検査を行った。5月11日早朝、中国CDCと軍事医学科学院が行った患者の咽頭ぬぐい液標本のインフルエンザA型H1N1ウイルス核酸検査の結果は陽性であった。遺伝子配列の比較から、インフルエンザA型H1N1ウイルス株(A/California/04/2009)との同源性(相同性)は100%、季節性インフルエンザH1N1ウイルス代表株(A/Brisbane/59/2007)との同源性(相同性)は79.4%で、当該標本の核酸検査の結果、インフルエンザA型H1N1陽性と確定診断された。
  5. 衛生部専門家グループは、患者の臨床状態、疫学調査の結果と実験室検査結果をもとに、衛生部制定の診療方案により、本症例をインフルエンザA型H1N1確定症例と判定した。患者の状況はすでにWHOおよび関係国家・地域に通報されている。
  6. 患者は成都市伝染病医院へ移送され、隔離治療を受けているが、目下、体温は正常、病状は回復、精神状態も良好である。調査によれば、患者と同じ便に搭乗した旅客は21の省にわたり、大部分は追跡済みで現地で医学観察を受けている。

No.128
日時:2009年5月10日
情報源:中国衛生部
内容:四川省でインフルエンザA型H1N1疑い例報告される
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40481.htm
  1. 5月10日午後、衛生部は四川省衛生庁から、四川省人民医院で発熱症例1例を確認、検査の結果、インフルエンザA型H1N1疑い例と診断されたという報告を受けた。
  2. 患者は30歳男性、アメリカの大学に留学中。5月7日米国セントルイスからセントポール経由日本に到着。5月8日NW029便にて東京発、5月9日午前1時30分に北京首都空港に到着。同日10時50分、3U8882便にて北京発、13時17分成都到着。
  3. 患者は5月9日北京から成都までの間に発熱、のどの痛み、咳、鼻づまり、鼻水少量などの自覚症状があり、成都到着後、不調のため、直接四川省人民医院で受診した。5月10日午前、四川省CDCは、2度の検査でインフルエンザA型H1N1弱陽性との結果を得た。四川省衛生庁は省内の専門家集団を組織し、診察にあたらせ、「インフルエンザA型H1N1診療方案(2009年試行版第一版)」に基づき、この患者をインフルエンザA型H1N1疑い例と診断した。目下、患者は成都市伝染病医院へ移送され、診察中に密接な接触のあった者に対しても医学観察措置をとっている。
  4. 衛生部は、診療と予防の指導にあたるため成都に専門家集団を送り、四川省衛生部門に対して、患者の治療と疫病調査を進め、患者の標本を直ちに中国CDCへ送るよう指示した。また、関係省・市に通知し、早急にこの患者と密接接触のあった旅客を探すよう指示するとともに、同便の搭乗者に現地衛生部門と連絡をとるよう呼びかけている。衛生部は今回の状況をWHOおよび関係国家・地域に通報した。

No.127
日時:2009年5月10日
情報源:財経網
内容:日本人旅行客がインフルエンザに感染。中国大陸、台湾、香港に同乗者
http://www.caijing.com.cn/2009-05-10/110162999.html
  1. 5月8日にカナダからアメリカ経由で東京成田空港に到着した日本人旅行客にインフルエンザ感染が確認された。搭乗便はNW025便で、乗客、乗務員あわせて約410人であった。乗り継ぎで中国に入国した乗客は7名。現在、医学観察下におかれている。
  2. 台湾中央流行伝染病発生状況指揮センターの報告によれば、NW025便から乗り継ぎで台湾へ向かった旅客は17名おり、うち15人は台湾人、その他2名は米国籍旅客であった。17名のうち16名は検査を終え、他1名は香港へ向かったため、台湾防疫センターは香港特区政府に通知した。15名の台湾人のうち、女性1名に発熱と呼吸器症状がみられるが、新型インフルエンザに感染しているかどうかは10日に判明する予定。
  3. また、乗り継ぎで香港へ向かった旅客は2名。現在プリンセス・マーガレット病院で観察を受けており、インフルエンザ様症状はないという。

No.126
日時:2009年5月9日
情報源:新華網
内容:衛生部、NW025便インフルエンザA型H1N1密接接触者乗客7名を緊急隔離
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/09/content_11343457.htm
  1. 衛生部は、NW025便に搭乗し、乗り継ぎで中国に入った乗客7名を全員見つけ、それぞれ上海、北京で医学観察中であると発表した。
  2. 5月9日11時、衛生部はWHO駐中国代表処から、5月8日のカナダ発、アメリカ経由日本行きNW025便の日本人乗客3名がインフルエンザA型H1N1に感染していたという通報を受けた。そのうち一部の乗客は乗り継ぎで日本を離れていた。調査の結果、7名の乗客が8日晩、乗り継ぎで中国上海および北京に到着していたことが判明した。
  3. 通報を受けた後、衛生部は直ちに関係都市の衛生部門に通知し、これら乗客の緊急捜索を行った。現在、全員見つかり、すでに医学観察に入っているという。

No.125
日時:2009年5月9日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部インフルエンザA型H1N1予防制圧状況通達
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200905/40479.htm
  1. 衛生部は5月9日8時現在、中国国内でインフルエンザA型H1N1確定症例および疑い例は報告されていないとの通達を出した。
  2. 5月8日衛生部は「インフルエンザA型H1N 1中継輸送作業方案」、「インフルエンザA型H1N1診療方案(2009年試行版第一版)」を配布した。各省・自治区・直轄市は同症例を集中的に受け入れる定点医院を確定し、救急センターがインフルエンザA型H1N1症例の中継輸送を担当する。目下、中国国内では定点医院545か所、救急センター207が指定され、組織的に治療演習を行っている。
  3. また同日、インフルエンザA型H1N1の予防健康教育およびリスク情報交流に関するシンポジウムを開催し、健康教育やインフルエンザ予防の専門家が、中央電視台、新華社など主なメディアの記者約40名に対し知識普及を行った。

No.124
日時:2009年5月4日
情報源:中国網
内容:すべての入国者に健康カード記入を義務付け
http://www.china.com.cn/news/txt/2009-05/04/content_17714043.htm
  1. 5月3日、国家質量監督検査検疫総局は、同日夜8時から「出入国健康申請カード」制度を全面回復させると緊急公告を出した。中国では昨年初めから、入国手続きを簡略化させるため、国内外で伝染病の流行がない場合、出入国者に対しこのカード記入を免除していた。
  2. 今回、インフルエンザA型H1N1の流行状況に鑑み、流行を防ぎ、出入国者の健康と安全を確保するため、「中華人民共和国国境衛生検疫法」および実施細則の関連規定により、全面的に「出入国健康申請カード」の記入を再開することにした。すでに空港および深セン-香港間の陸路で記入を求めていたが、その他陸路および海路の入国に対しても5月3日20時より開始することとした。

No.123
日時:2009年5月3日
情報源:央視網(中央電視台網)
内容:インフルエンザA型(H1N1)、39番目の伝染病としてネットワーク報告システムに
http://news.cctv.com/china/20090503/100054.shtml
  1. 5月2日中国CDCは伝染病ネットワーク報告システムを全面的に更新し、インフルエンザA型(H1N1)を39番目の伝染病として加えた。
  2. 中国CDC情報センター馬家奇主任によれば、これによりA型(H1N1)感染疑い例または確定診断が出れば、直ちに患者の年齢、住所、発症時間が閲覧できるという。
  3. このシステムは香港、マカオ、台湾を除く、中国全土を包括するもので、96.9%の「県」以上の医療機関がこのネットワークシステムに加入している。
*注:中国の「県」は、省/自治区/直轄市(日本の都道府県に相当)の下に位置する行政単位。
No.122
日時:2009年5月2日
情報源:新華網
内容:北京地壇医院、インフルエンザA型(H1N1)に総力戦
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/02/content_11300313.htm
  1. 5月2日北京地壇医院は、インフルエンザA型(H1N1)感染患者と同便の乗客15名を受け入れた。目下これらの隔離者には発熱などインフルエンザの症状はみられない。北京地壇医院は応急小分隊を起動させ、今後出現するであろうインフルエンザA型(H1N1)との戦いに備えている。
  2. 北京地壇医院・成軍副院長の紹介によれば、この15名の乗客は、5月2日3時から8時にかけて地壇医院に収容され、そのうち5名は外国籍乗客であった。15名は一人一部屋に7日間隔離され、家族とは電話連絡をとることができる。
  3. 地壇医院では5月1日晩、感染二科の22室34床を空け、インフルエンザA型(H1N1)密接接触者収容にあてる準備を整えていた。
  4. この他、地壇医院では4月27日から30日にかけて、空港検疫局から移送された2名(米国カリフォルニアからの女性乗務員とニューヨークからの2歳児童)を発熱により収容していたが、検査の結果、インフルエンザA型(H1N1)の可能性は排除された。

No.121
日時:2009年5月1日
情報源:新華網
内容:中国で、人用H5N1鳥インフルエンザ生ワクチン開発される
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-05/01/content_11292608.htm
  1. 中国国家鳥インフルエンザ参考実験室は、新しい人用鳥インフルエンザ生ワクチンを開発したと発表した。従来の人用鳥インフルエンザ不活性ワクチンに比べ、免疫効果、生産技術、使用方法などにおいて革新的成果を収めている。この研究成果は5月1日出版の学術雑誌「PLoS Pathogens」に掲載される。
  2. 科学者は霊長類アカゲザルを使って新しいワクチンの免疫試験を行った。このワクチンはH5N1鳥インフルエンザウイルスの体内複製を完全に抑えることが出来た。ワクチンを接種されたサルは観察期間内に完全に健康を取り戻したが、接種を受けていないサルは肺の中でウイルスが大量に複製され、急性ウイルス性肺炎、発熱、食欲不振など、鳥インフルエンザ人感染と同様の症状を呈した。
  3. 本プロジェクトの責任者である国家鳥インフルエンザ参考実験室の陳化蘭主任は新華社記者の取材に応え「このワクチンでH5N1鳥インフルエンザの人感染を予防することに我々は自信を持っている」、「H5N1生ワクチンの研究を基礎に、各国の関係分野の専門家と共同研究プラットフォームを構築すれば、新たに出現するその他のインフルエンザに対しても、早急にワクチン開発をおこなうことができる」と語った。
  4. 現在、世界的にはすでに人用H5N1鳥インフルエンザ不活性ワクチンの生産が承認され、少量ながら備蓄されている。しかし従来のワクチンは免疫原性が弱く、生産工程が複雑で、人体への副作用などの弱点があった。
  5. 中国国家インフルエンザ参考実験室と日本東京大学等の専門家が共同開発したこの新しい生ワクチンは、従来の不活性ワクチンに比べ、免疫効果が高いだけでなく使用方法も簡単で、鼻腔から注入するだけでよい。また、生産時間が大幅に短縮でき、原料も不活化ワクチンの1/100から1/1000であるため、大量生産、備蓄の条件を備えている。

No.120
日時:2009年5月2日
情報源:新華網
内容:メキシコ航空の上海便を停止
http://news.sh.soufun.com/2009-05-02/2552930.htm
  1. メキシコからの上海便旅客にインフルエンザA型(H1N1)感染が見つかったことを受け、中国政府はメキシコ航空の上海便を一時停止することにした。中国政府はすでにメキシコ政府に通報を行っている。
  2. 目下確認されているところでは、上海からメキシコ、キューバへ旅行中の中国人旅行者3名は、旅程を切り上げ5月3日朝、上海に帰国する。
  3. 現在上海にいるメキシコ航空乗務員に対しては集中的に医学観察を行い、その家族に対しても家庭で医学観察を行う。すでに上海を離れた乗務員に対しては関係国・地域に通報し、中国のその他地域にいる者には現地衛生局やCDCを通して、現地で医学観察を受けるよう勧告する。
  4. 感染が確認された乗客は4月30日メキシコ航空AM098便で上海国際空港に到着、同日、東方航空MU505便で上海から香港に向かった。中国政府はMU505便の乗客に医学観察を勧めるため連絡を取っているという。

No.119
日時:2009年5月2日
情報源:人民網(京華時報より)
内容:香港でインフルエンザA型H1N1症例確認される
http://politics.people.com.cn/GB/1027/9226641.html
  1. 香港特区の曾蔭権行政長官・は、香港で初のインフルエンザA型H1N1感染が確認されたため、香港の伝染病計画レベルを「厳重」から「緊急」に引き上げると発表した。
  2. 香港衛生部の確認によればインフルエンザA型H1N1に感染したのは25歳のメキシコ人男性。香港食物・衛生局の周一岳局長によれば、患者は4月30日東方航空MU505便で上海から香港に到着、メトロパークホテル・ワンチャイに宿泊した。30日晩から咳、のどの痛み、脱力感などの症状が現れ、香港律敦治医院(Ruttonjee Hospital)で受診したところ、インフルエンザA型H1N1陽性と診断された。その後、特区政府衛生署と香港大学が確定診断を行った。目下、患者と3名の密接接触者を香港のプリンセスマーガレット病院に隔離している。患者の病状は今のところ落ち着いている。

No.118
日時:2009年5月1日
情報源:中国新聞網
内容:中国衛生部公告、インフルエンザA型(H1N1)を乙類伝染病に指定
http://www.chinanews.com.cn/jk/kong/news/2009/05-01/1672871.shtml
  1. 中国衛生部は、インフルエンザA型(H1N1)(もと豚インフルエンザ)を「中華人民共和伝染病防治法」に規定する乙類伝染病に加えるとともに、甲類伝染病と同等の予防制圧措置をとることとした。
  2. 伝染病防治法の規定する伝染病は甲類、乙類、丙類に分類される。その中で甲類は重症で感染力の強い伝染病であり、乙、丙の順に程度が軽くなる。甲類伝染病にはペスト、コレラが含まれる。乙類伝染病にはSARS、エイズ、ウイルス性肝炎など20数種があり、丙類伝染病にはインフルエンザ、手足口病など10数種がある。

No.117
日時:2009年4月30日
情報源:中国新聞網
内容:中国、豚インフルエンザの迅速診断方法を開発
http://www.chinanews.com.cn/jk/kong/news/2009/04-30/1672101.shtml
  1. 4月30日衛生部陳竺部長が国務院新聞弁公室での記者会見で述べたところによると、中国CDCと中国医学科学院の研究者により、同日午前、豚インフルエンザの迅速診断方法が開発され、まもなく全国のCDCネットワーク研究室システムに装備される。
  2. 陳竺部長は、この成果は国際協力の賜物であり、アメリカCDCとWHOの専門家によって情報と技術サポートを提供されたと語った。

No.116
日時:2009年4月29日
情報源:中国新聞網(羊城晩報より)
内容:広東省で豚インフルエンザ対策専門家集団を組織、鐘南山がグループ長に
http://www.chinanews.com.cn/jk/zcdt/news/2009/04-29/1669761.shtml
  1. 広東省衛生庁は28日専門会議を開き、豚インフルエンザ対策と応急措置を討議した。
  2. 広東省人民医院、中山大学附属第三医院、南方医院を省レベルの定点治療医院に指定し、広東省SARS対策で知られた鐘南山を医療治療専門家集団のグループ長に指定した。
  3. 医療治療専門家集団は、広州、深セン、スワトウ、湛江地区15病院の呼吸器科、ICU、伝染病科の専門家30名から成る。中国工程院鐘南山院士をグループ長とし、広州医学院呼吸研究所肖正倫教授、広東省人民医院陳正賢主任、中山大学附属第一医院謝燦茂教授、南方医院蔡紹曦教授を副グループ長に任命した。
  4. 広東省衛生庁副庁長・黄飛によれば、広東省はまだ豚インフルエンザ人感染の報告はなく、応急措置は発動していない。

No.115
日時:2009年4月28日
情報源:中国網(北方網より)
内容:北京で豚インフルエンザ疑い例なし。佑安などを定点医院に指定。
http://news.china.com.cn/chinanet/07news/china.cgi?
docid=2761233375187103049,10350539248828328366,12941285873601282116,5010385683767464879,0
&server=192.168.3.137&port=5269

  1. 北京市内に125か所あるインフルエンザ観測点病院はインフルエンザ様症例に対する監督を強めている。
  2. 北京市衛生局は地壇医院、佑安医院を、豚インフルエンザ人感染症例定点病院に指定した。輸入性の外国籍症例対しては、協和医院が定点病院となる。
  3. 27日午後、北京市衛生局は全市の医療機関に通知を出し、すべてのインフルエンザ様症例に対し調査を行うよう要請した。鼻水、発熱、咳など感冒症状のある患者には、発熱・発症前一週間の①アメリカ、メキシコ渡航歴②アメリカ、メキシコからの来客の有無③豚あるいは養豚業者との接触有無、をたずねることになった。
  4. 北京市出入国検査検疫局や同市農業局も共同システムを構築。入国の疑い例には即座に追跡調査を行うこととなったほか、豚との密接接触者に対しても相互通報システムを作成した。

No.114
日時:2009年4月25日
情報源:新華網
内容:アメリカ豚インフルエンザ感染者8人に増加
http://news.xinhuanet.com/world/2009-04/25/content_11254490.htm
  1. アメリカCDCディレクター代行リチャード・ベッサーは24日、カリフォルニア州でさらに1名の児童が豚インフルエンザウイルスに感染したと述べた。今月21日以来アメリカで発生した豚インフルエンザ感染者は8人に増加した。
    ベッサーがメディアに語ったところによると、これらの感染者はすでに回復しており、感染したウイルスは比較的「穏やか」なもので、回復前に入院した患者は一人のみだった。
  2. WHOが24日に確認したところでは、この一か月以上、メキシコで880名以上の疑い例が発生しており、そのうち62名が死亡した。アメリカとメキシコで発生した豚インフルエンザウイルスはH1N1亜型ウイルスと同じ株に属している。
  3. アメリカの専門家は、アメリカとメキシコで発生した豚インフルエンザウイルスの遺伝子配列が基本的に相似していることをつきとめたが、メキシコで致命的な結果をもたらし、アメリカでは相対的に穏やかなものである理由は不明である。接種や隔離で流行を抑えるには時すでに遅く、地理的な感染範囲が一旦拡大すれば、このウイルスはコントロールすることが難しいだろうと、ベッサーは語った。
  4. アメリカ政府官僚がメディアに語ったところでは、ホワイトハウスはこの事件に非常に注目しており、オバマ大統領は詳細な報告を受けている。また、アメリカは緊急行動センターを設置し、感染者および関係者に対する調査を進め、感染源を究明している。
  5. アメリカCDCの担当者は23日、この豚インフルエンザウイルス株は、ある種奇妙な複合体であり、ヒトインフルエンザウイルス、鳥インフルエンザウイルス、豚インフルエンザウイルスの遺伝子構造を断片的に持ち、感染者の症状も普通のインフルエンザウイルス感染者と類似していると語った。医学検査によれば、現在主流の抗ウイルス薬はこのウイルスに有効性を示しているという。
  6. 一般的には、豚インフルエンザの人感染は非常に稀で、豚インフルエンザウイルスが人の間で伝播することはほとんどない。2005年12月から今年1月にかけて、アメリカでは豚インフルエンザウイルス人感染は12例のみであり、11人は豚と直接接触があった。人が感染すると、高熱、精神不安定、食欲不振、咳などの症状がみられる。

No.113
日時:2009年4月19日
情報源:中国農業部
内容:チベット自治区ラサ市城関区で家禽の高病原性鳥インフルエンザ発生
http://www.agri.gov.cn/ztzl/fkqlg/yqfb/t20090419_1256909.htm
  1. 国家鳥インフルエンザ参考実験室の確定診断によれば、チベット自治区ラサ市城関区八一小区の家禽売り場で、4月12日、H5N1高病原性鳥インフルエンザが発生した。
  2. 発生後、農業部とチベット自治区人民政府は応急措置を採り、感染発生地域に対して封鎖・消毒を行い、地域内の家禽1,679羽を処分した。
  3. 現在のところ、措置は奏功し、密接接触者の中に異常は見られない。

No.112
日時:2009年4月10日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部2009年3月全国法定報告伝染病感染状況を発表
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200904/40072.htm
  1. 2009年3月(2009年3月1日零時から3月31日24時)、全国(台湾、香港、マカオを含まず。以下同様)で、甲類伝染病の発生および死亡例の報告はなかった。
  2. 乙類伝染病はSARS、ポリオ、鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア無症状者、死亡例の報告以外に、21種の伝染病発症359,516例、死亡1,109人が報告されている。発症数上位5種は、ウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、赤痢、淋病で、乙類伝染病報告数の94.95%を占める。
  3. 丙类伝染病の発症は129,191例、死亡35人。発症数上位3種は手足口病、その他感染性下痢、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病報告数の86.23%を占める。
  4. 参考資料:2009年3月全国法定传染病发病、死亡统计表.doc

No.111
日時:2009年3月27日
情報源:中国衛生部
内容:衛生部発表、手足口病に関する情報
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200903/39757.htm
  1. インフルエンザ、麻疹、流行性耳下腺炎、手足口病等の伝染病が多発する季節を迎え、一部の地域では手足口病の流行が社会の注目を集めている。
  2. 2009年1月1日から3月26日まで、全国30省・自治区(チベットを除く)で、計41,846例の手足口病が報告されている。そのうち、重症例は94例、死亡例18例。5歳以下の児童が主で、全体の93.96%を占めている。また原因ウイルスはEV71が75%を占める。
  3. 河南省では4,761例の手足口病が報告され、そのうち重症が37例。河南省民権県では419例、うち重症16例。5歳以下の児童が98%を占める。衛生部は河南省から手足口病による死亡例7例の報告を受けている。そのうち開封2例、周口1例、民権2例、商丘2例。
  4. 山東省では手足口病3,280例が報告され、うち重症は39例。山東省菏澤市では1,129例、うち重症36例が報告されている。5歳以下の病例が97.93%を占める。衛生部は山東省からの手足口病による死亡例5例の報告を受けている。内訳は菏澤4例(牡丹区2例、曹県1例、鄄城県1例)、済寧1例。
  5. 統計によれば、2008年、中国(香港、マカオ、台湾を除く)で、手足口病が約48万9千例報告された。そのうち重症例1,165例、死亡例126例。全国31省・自治区で症例が報告され、5歳以下の児童が91.27%を占めた。

No.110
日時:2009年3月21日
情報源:中国網(人民網より)
内容:海南省、この3週間で手足口病発生数増加、累計366症例
http://news.china.com.cn/chinanet/07news/china.cgi
?docid=6457837381114046429,15104549177827084148,1064493758255662652,15104549177827084148,0
&server=202.108.4.70&port=5269

  1. このところ全国的に手足口病の報告例が増加しているが、海南省でもこの三週間で報告症例が累計366例に上った。
  2. このため海南省衛生庁は今日、緊急通知を出し、早期発見と有効な予防措置により、手足口病(特にEV71型)の大流行を防ぐよう各地域の関連部門に呼び掛けた。

No.109
日時:2009年3月19日
情報源:中国網(人民網より)
内容:衛生部、「河南省民権の手足口病隠蔽事件」調査結果を発表
http://www.china.com.cn/txt/2009-03/19/content_17471738.htm
  1. 最近、一部のメディアで河南省民権県がカルテの改ざんによって手足口病の流行を隠蔽していたと伝えていたが、衛生部は事態を重くみて、関連部局、中国CDC、地壇病院の専門家を組織、18日現地に派遣し、手足口病の流行状況を調査し、予防作業を指導した。
  2. 3月18日、衛生部の専門家グループは現地に到着後、座談会を組織し、関連状況を調査したのち、民権県人民病院へ行き、患児のカルテ、診察記録、伝染病症例登記簿、インターネット報告などの状況を確認し、医療従事者からも事情聴取を行った。
  3. 調査によれば、2008年の一年間で49症例の手足口病が報告されている。小さな村に分散しており、5月から11月にかけて発生、そのうち7、8、9月は報告がなかった。2009年1月1日から3月18日までの間に、民権県では手足口病220症例(全省最多、他地域で治療を受けた民権県の患児も含む)が報告された。
  4. メディアが報じた隠蔽問題に対する、河南省衛生庁、民権県の合同調査グループの調査結果は次の通り。患児の診断は比較的早く、治療は基本的に妥当であった。しかし患児のカルテには記載があいまいだという問題が普遍的に存在し、医療従事者のカルテ記入がずさんであった。カルテの偽造による手足口病流行隠蔽の可能性は少ない。現在のところ2名の患児が手足口病によって死亡した可能性は排除しきれず、さらに調査が必要。報道されたような、患児医療費やγグロブリン販売価格の不当な高値は、事実と異なる。報道された中で、救急車費用の高値、民権県CDCが伊康ブランド初乳カプセル(健康食品)を販売していた問題は事実である。

No.108
日時:2009年3月19日
情報源:中国新聞網
内容:中国MSMにおけるハイリスク行為
http://www.china.com.cn/news/txt/2009-03/19/content_17472403.htm
  1. 中国内の9つの大都市で同時に行われた専門調査によると、MSM(男性と性行為をする男性)グループにハイリスク行為がみられ、HIV感染のリスクが高く、さらに、MSMが、ハイリスク集団から一般集団へのHIV感染の主要な経路となっていることが分かった。
    この調査を統括した青島大学医学院付属医院・性健康センターの張北川教授によれば、このグループのハイリクス行為の特徴に焦点をあててHIV予防措置を策定し、有効な関与を行うことが、中国のHIV感染拡大を阻止する当面の急務だという。
  2. 調査は中国CDC、青島大学医学院付属医院・性健康センター、青島市CDCなどの9組織が、ハルビン、瀋陽、西安、鄭州、上海、南京、武漢、重慶、成都で2,250名のMSMを対象に、匿名アンケートとHIV抗体検査を行った。被験者の平均年齢は26歳、20.7%が既婚者。
  3. 調査結果によれば、94.8%が最近6カ月以内に男性と性的関係をもち、既婚者の74%に女性の性的パートナーがいる。半数近くがMSMの集まる場所で男性パートナーを探し、一度限りの性的関係をもっている。主にインターネット、バー、浴場などで相手を探している。18.6%が多人数での性行為を行ったことがあり、13.2%に売春経験がある。また、22.4%が6カ月以内に性病の症状があったと答え、24.4%がHIV検査を受けたことがあるという。本調査のHIV抗体検査では、2.2%が陽性であった。

No.107
日時:2009年2月28日
情報源:新華網
内容:雲南省蘭坪県で病気の集団発生、10人が発症
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-02/28/content_10918253.htm
  1. 新華社記者が、2月28日蘭坪県委員会宣伝部と県衛生局等から収集した情報によれば、雲南省怒江リス族自治州蘭坪ペー族プミ族自治県で病気の集団発生がおきた。専門家の診断によれば、集団発生ではあるものの外部への伝播過程がなく、感染症である根拠は不足している。現在発症者は10名に増加し、うち1名が死亡した。
  2. 2月18日蘭坪県中排郷碧玉河村の或る建築現場で、原因不明の病気が集団発生し、9名が発症した。共同生活をしていたのは21名。19日、9名が中排郷医院へ移送され、県CDCも治療協力に向かった。蘭坪県委員会および県政府は報告を受けた後、すぐに医療指導グループを組織し、24日に病人を県医院に移送し治療を行った。26日晩、雲南省衛生庁が組織した雲南省CDC疫学専門家と昆明医学院第一付属医院臨床専門家が蘭坪へ向かい、治療と原因究明にあたった。27日、専門家集団が発病した出稼ぎ労働者から、接触者や生活状況を調査していた時に、新たな病人が確認された。これまでに発症者は10人に上り、うち1名が死亡。
  3. 専門家によれば、この10名の病人には共に、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、四肢筋肉の痛み、下肢浮腫などの症状があり、人によっては関節が動かない、筋肉が麻痺する、虫が這うような感覚が見られるという。
  4. 蘭坪県CDCでは病人の飲用水、血液、尿などを採取して検査を行っており、環境保護部門では飲用水の水源に対し、重金属検査を行ったが、ともに問題は発見されていない。

No.106
日時:2009年2月25日
情報源:中央政府門戸網(衛生部HPより)
内容:陳竺部長、国際HIVワクチン事業代表らと会見
  1. 2009年2月21日午前、衛生部部長陳竺は、国際HIVワクチン事業(Global HIV Vaccine Enterprise, GHVE)ディレクターのアラン・バーンスタイン博士(Dr. Alan Bernstein)一行と会見した。
  2. 陳竺部長は、現在中国が行っている医療体制改革の主な内容、医療機構と衛生部門人的資源の現状などを紹介し、「エイズ、ウイルス性肝炎など重大感染症の予防」、「重要な新薬開発」プロジェクトについて説明した。陳部長はまた、中国医学技術の重点は、重大な健康問題を解決することにあり、今後、実用性、転用性の高い研究を強化すべきである;国内外の資源を整え、国家レベルの医学研究機構と人員建設を進めると述べた。バーンスタイン博士は、研究成果から臨床製品への転用は非常に重要なことであり、さらに多くの若手研究者がワクチン研究に携わるよう、人材育成を進めるべきであると述べた。

No.105
日時:2009年2月10日
情報源:新華網
内容:新疆・和田地区墨玉県で家禽のインフルエンザ発生
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2009-02/10/content_10796492.htm
  1. 2月10日農業部新聞弁公室の発表によれば、新疆・和田(ホーテン)地区墨玉県扎瓦郷粮站でN5H1高病原性鳥インフルエンザ感染が発生し、同10日、国家鳥インフルエンザ参考実験室で確定診断された。
  2. これにより519羽の家禽が死亡。農業部及び新疆ウイグル族自治区人民政府は早速対応措置を行い、13,218羽を処分した。現在、感染被害の拡大は抑えられている。

No.104
日時:2009年02月10日
情報源:中国新聞網
内容:中国、今年1月伝染病による死亡は603人、エイズが死亡者最多
http://www.chinanews.com.cn/jk/kong/news/2009/02-10/1557399.shtml
  1. 衛生部の発表によれば、2009年1月(2009年1月1日零時より1月31日24時)、全国(台湾、香港、マカオを含まず)で報告された甲、乙類伝染病は241,484人、死亡は593人。
  2. ペスト、SARS、ポリオ、ジフテリア無症状者、死亡症例の報告以外に、23種類の甲、乙類伝染病が報告されている。発病数上位5位は、B型肝炎、肺結核、梅毒、伝染性下痢症、C型肝炎で、甲、乙類伝染病報告数の89.16%を占めている。報告死亡数の上位5位は、エイズ(訳注:267人)、肺結核(同:117人)、狂犬病(同:95人)、B型肝炎(同:42人)、C型肝炎(同:18人)で、甲、乙類伝染病死亡報告数の90.89%を占めている。全国でコレラ20症例が報告されたが死亡例なし。高病原性鳥インフルエンザ人感染7例、死亡4人であった。
  3. 同時期、全国で丙類伝染病発病は66,459例、死亡10人が報告されている。発病数上位3位は、その他感染性下痢、流行性耳下腺炎、手足口病で、丙類伝染病報告数の90.97%を占めている。
*訳注の数値は衛生部HPより
http://www.moh.gov.cn/publicfiles/business/htmlfiles/mohbgt/s3582/200902/39079.htm

No.103
日時:2009年2月10日
情報源:中国新聞網
内容:山西省洪洞県で発生した豚の感染症は、高病原性豚青耳病と確認。
http://www.chinanews.com.cn/jk/kong/news/2009/02-10/1557371.shtml
  1. 中国農業部新聞弁公室の発表によれば、山西省で発生した豚千頭の死亡は、2月9日、高病原性豚青耳病(訳注:正式名称は「豚繁殖呼吸障害症候群」または「豚呼吸器・生殖器症候群」、PRRS)によるものと診断された。
  2. 調査によれば、洪洞県万安鎮で1万4千頭あまりの豚のうち、2月6日までに1,056頭が死亡した。7日、同省の専門家集団が現地に向かい、死亡状況から疫学調査を行い、病死した豚の血液と組織サンプルを動物疫病予防コントロールセンターに送ったところ、9日、高病原性豚青耳行と確定診断された。
  3. 山西省獣医部門は感染拡大のための緊急措置を講じた。感染地域を封鎖し、人と車両の出入りを制限している。感染地域内の感染した豚および同じ群れの豚をすべて処分し、病死した豚の追跡を行っている。目下、同省関係部門の調査では、病死した豚は市場に出回っておらず、現地市民の生活は秩序が保たれている。

No.102
日時:2009年2月2日
情報源:人民網(中国広播網)
内容:雲南省玉渓でコレラ発生、20人が感染
http://society.people.com.cn/GB/8736075.html
  1. 雲南省衛生庁と玉渓市政府は、2日午後、通海県のコレラについて記者会見を開き、最新情報を伝えた。
  2. 雲南省玉渓市通海県四寨村でコレラの感染が発生した。その後、華寧県、江川県でも感染がみられた。衛生部門は、確定診断20例、保菌者27名を確認した。
  3. 雲南省衛生庁長・陳覚民によれば、これまでに感染による死亡例は出ておらず、二次感染や感染の拡大も起きていない。隔離治療中の47名はすべて回復しており、感染は完全に抑えられているという。

No.101
日時:2009年2月1日
情報源:中国新聞網
内容:香港、鳥インフルエンザで死亡した鳥3羽を発見。18名が監察下に。
http://www.chinanews.com.cn/ga/kjww/news/2009/02-01/1544035.shtml
  1. 香港文匯報の報道によれば、香港漁護署(漁農自然護理署,英語名:Agriculture, Fisheries and Conservation Department,AFCD)は、29日と31日に大嶼山沙螺湾でカモ、ガチョウ計3羽の死骸を発見した。初期的な検査ではH5ウイルス陽性反応を呈し、18人が監察下に置かれる。死骸発見個所から3キロ範囲以内には家禽農場がないため、漁護署では死骸が香港内外の他の場所から漂着したものではないかとみて調査中。
  2. 衛生防護センターで、死んだ鳥を報告した市民6名と死骸回収にあたった職員12名に対し追跡調査を行ったところ、17名は何の症状もなかったが、医学観察下におかれている。その他の1名、26歳運転手には、1月27日に発熱と上気道感染の症状がみられた。漁護署では、鳥インフルエンザに感染した可能性は低いとみているが、入院観察措置をとっている。
  3. 香港特別区では2006年から個人の家禽養殖を禁じている。許可なくニワトリ、カモ、ガチョウ、鳩、ウズラなどを育てた者には、最高5万元の罰金、重犯者には10万元の罰金が課せられる。
  4. 香港鴨鵞同業互助会・前主席の郭志有氏によれば、現行の法令では市民がカモ、ガチョウを飼育することを禁じている。離島で飼育している者がおり、ワクチン接種もしていないために、H5ウイルスの感染を引き起こしたのではないかという。


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