中国科学院 生物物理研究所中国科学院 生物物理研究所

研究内容

松田研究室はウイルスエンベロープタンパク質によって引き起こされる膜融合のメカニズム解明に取り組んでいる。
膜融合はエンベロープウイルスの生活環の最初の必須過程であるので、この重要なステップの理解は有効な抗ウイルス剤の開発につながる。
タンパク質工学を援用しDSP(デュアルスプリットプロテイン)と呼ばれる膜融合をモニターするためのレポータータンパク質を開発した(下図参照)。
研究内容
DSPはGFPとRLのキメラ分割タンパク質で,膜融合の際に会合してGFPとRL活性の両者を回復する。
DSPはHIV-1, HSV, はしかウイルス、RSVなどの膜融合解析に応用されている。
われわれはDSPをデングウイルス、コロナウイルスに応用しようと試みている。