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個別感染症情報(2015年)

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日時:2015年7月11日
内容:雲南省で鳥インフルエンザH5N6人感染症例
情報源:雲南省衛生庁 http://www.pbh.yn.gov.cn/contents/63/5613.html
7月11日雲南省衛生・計画出産委員会の発表によれば、春・夏季のインフルエンザ等呼吸器感染症多発時期に入り、雲南省の衛生部門はインフルエンザおよび原因不明肺炎などの監視観測を強化している。監視観測の中で重症肺炎症例1件からH5N6鳥インフルエンザウイルス陽性が検出された。7月11日専門家を組織して診察、検討を行い、症例の臨床状態、実験室検査結果と疫学的観点から総合的に判断し、当該症例を鳥インフルエンザウイルスH5N6人感染症例と診断した。専門家によると本症例は偶発性症例と考えられる。目下すべての濃厚接触者に異常はみられず、人から人への伝番はない。
患者は37歳女性、迪慶チベット族自治州シャングリラ在住。7月6日発症、7月9日迪慶州の病院を受診、入院治療を受けたが、7月10日死亡。
日時:2015年5月28日〜6月11日
内容:広東省における輸入性MERS症例の経緯概略
情報源:広東省衛生計画出産委員会HP「疫情信息(感染症情報)」http://www.gdwst.gov.cn/a/yiqingxx/

2015年5月28日

広東省で中東呼吸器症候群(MERS)疑い例の輸入症例が見つかった。5月27日午後10時WHOからの通報によれば、韓国のMERS確定症例との濃厚接触者が香港経由で広東省恵州市に入国した。28日午前2時恵州市衛生部門はこの男性を指定病院に送り隔離治療中。この男性は21日に症状が表れ、25日には体温が38.7℃、26日OZ(アシアナ航空)723便にて香港に到着、深圳沙頭角から入国し、恵州へ到着。濃厚接触者38人が見つかっている。

2015年5月29日

中東呼吸器症候群疑い例の輸入症例(男性、1971年生まれ、韓国人、韓国MERS第3症例の息子。第4確定症例の弟)は5月29日、MERS確定症例と診断された。

2015日6月1日

<5月30日の状況>
29日に発表した確定症例は目下発熱症状があり、恵州の指定病院で隔離治療を受けている。MERS輸入症例と同便の乗客を探しているが、9名の乗客と連絡が取れた。現在確認されている濃厚接触者は47名、今のところ異常はみられない。
<5月31日の状況>
29日に発表した確定症例は病状が悪化。発熱がみられ、胸部X戦は滲出性病変の広がりを示し、酸素飽和度が低下しており、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の診断に符合する。広東省における濃厚接触者は77名で、64名が見つかっており、観察下におかれている。連絡のとれていない13名の内訳はバス同乗者11名、香港に入国した同便乗客2名。
<6月1日の状況>
29日発表の症例は依然発熱が続き、両肺の滲出液も増加、病状は悪化している。新たに3名の濃厚接触者が見つかり、67名が確認できた。バス同乗者のうち10名とは連絡が取れていない。

2015年6月2日

<6月2日の状況>
5月29日発表の症例は精神状態が回復したが依然発熱があり38.2℃。胸部X線によれば両肺下部に滲出がみられる。新たに2名の濃厚接触者が見つかり、うち1名は香港から通報のあっOZ723便の同乗者で、1名はバス同乗者である。濃厚接触者78名のうち69名の追跡が完了し隔離観察下におかれている。同便搭乗者の濃厚接触者29名にはすべて隔離観察を行っているが、バス同乗者のうち9名とは連絡が取れていない。

2015年6月3日

<6月3日の状況>
5月29日発表の症例は精神状態が好転、食欲が改善したが、時折情緒の波がみられる。依然発熱があり38.4℃。咳と呼吸窮迫がみられる。胸部X線では両肺病変は不明瞭、右肺に少量の胸水がみられる。新たに3名の濃厚接触者が見つかった。すべてバスの同乗者である。濃厚接触者78名のうち72名の追跡が完了し隔離観察下にある。バス同乗者6名とは連絡がとれていない。

2015年6月5日

<6月4日の状況>
5月29日発表の症例は病状依然重く、精神疲労と情緒の波がみられる。専門家グループは患者の状況に基づいて治療方針を調整した。濃厚接触者78名はすべて確認が終了し、広東省内の75名に対しては隔離観察を行っており、目下異常はみられない。その他中国を離れた3名については当該の国と地域に通知している。

2015年6月10日

<6月9日の状況>
5月29日発表の症例は連続4日間発熱がなく、時折咳があるが明らかな痰はなく、酸素吸入状態では呼吸窮迫はない。胸部X線によれば依然両肺に炎症はあるが、滲出は減少している。病状は相対的に安定しているが合併感染や変化には注意を要する。治療においては鍾南山院士など専門家グループの意見に基づいて治療方針を適宜調整している。 6月9日までのところ、広東省にいる濃厚接触者75名に不調は見られていない。接触者は皆これまで2回のMERSの検査を受けているが結果はすべて陰性であった。

2015年6月11日

<6月11日の状況>
6月11日までのところ広東省にいる濃厚接触者75名(恵洲66人、東莞5人、深圳2人、珠海2人)に不調は見られない。皆これまで2回のMERSの検査を受けているが結果はすべて陰性であった。6月9日24時、44名の接触者は観察期間満了で医学観察を解かれた。6月10日24時、31名接触者は観察期間満了で医学観察を解かれた。すべての濃厚接触者に異常はみられず、全員医学観察が解除された。
日時:2015年5月28日
内容:広東省で輸入性MERS疑い例
情報源:中国国家衛生・計画出産員会HP
     http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/dfdt/201505/ec5e6a6fb78c4dc69ff4a616c6125c9e.shtml
5月28日広東省衛生計画出産委員会の通報によれば、広東省で輸入性の中東呼吸器症候群(MERS)疑い例がはじめて確認された。
5月27日夜10時WHOの通報によれば、韓国のMERS症例濃厚接触者一名が香港を経由し、広東省恵州市へ入国、発熱症状を呈していた。広東省衛生計画出産員会はWHOの情報に基づき、恵州市に対し即時検査を求めた。恵州市衛生部門は28日午前2時、当該の韓国人男性を指定病院へ送り隔離治療を行い、濃厚接触者に対して自宅隔離観察措置をとった。この男性には目下発熱等の症状がある。すでに35人の濃厚接触者が見つかっているが、ともに異常はみられない。28日午前1時広東省衛生計画出産委員会は専門家グループを恵州に派遣し、昼夜をおかず疫学調査やサンプル収集などを行った。サンプルは28日午前広東省CDCへ検査のために送られ、また中国CDCにも届けられた。
この韓国人男性はMERS症例の濃厚接触者とみられる。5月21日体調不良があり、25日の体温は38.7℃だった。26日OZ723便で12:50香港到着後、深圳沙頭角から入国し恵州へ到着した。
日時:2015年2月9日
内容:雲南省で鳥インフルエンザH5N6人感染症例
情報源:雲南省衛生庁 http://www.pbh.yn.gov.cn/contents/57/5226.html
2月9日雲南省衛生・計画出産委員会の発表によれば、冬・春季のインフルエンザ等呼吸器感染症多発時期に入り、雲南省の衛生部門はインフルエンザおよび原因不明肺炎などの監視観測を強化している。監視観測の中で重症肺炎症例1件からH5N6鳥インフルエンザウイルス陽性が検出された。2月8日中国CDCが再検査を行った結果、A型H5N6鳥インフルエンザウイスル陽性を認めた。2月9日雲南省衛生・計画出産委員会が専門家を組織し診察、検討を行い、症例の臨床状態、実験室検査結果と疫学的観点から総合的に判断し、鳥インフルエンザウイルスH5N6人感染症例と診断した。専門家によると本症例は偶発性症例と考えられる。疫学調査によればこの患者は発症前に野禽との接触歴があった。目下すべての濃厚接触者に異常はみられず、人から人への伝番はない。
患者は44歳男性、迪慶チベット族自治州シャングリラ在住。1月27日発症、2月3日昆明市の病院を受診、入院治療を受けたが、2月6日死亡。
日時:2015年1月28日
内容:北京のビルで麻疹の感染、目下コントロール可能
情報源:北京市CDC http://www.bjcdc.org/article/39719/2015/1/1422405608354.html
現在インターネット上で「北京のあるビルで半数の人が麻疹にかかっている」と話題となっている問題について、北京市CDCでは流行状況につき以下の通り通知する。
2015年1月22日、北京市CDCは東城区CDCから、当該区内のビルで麻疹流行発生の報告を受けた。その後1月26日までに23症例が報告されている。両CDCは現場の症例隔離、消毒、ワクチン緊急接種などの措置を採った。麻疹の流行を抑えるため、当該ビルでは3,462人に緊急接種を行った。目下新たな症例は報告されていない。
(後略)
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