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全国法定伝染病統計(各月別情報・2020年)

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2009年 

2020年12月

日時:2021年1月26日

内容:2020年12月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202101/20e25d340ccf4e9c9d372261e3d1d574.shtml

2020年12月(2020年12月1日零時から12月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は542,172症例、死亡2,379人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の乙類伝染病で合計264,109症例、死亡2,377人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、エイズで、乙類伝染病の95%を占める。12月1日零時から12月31日24時までの間に、全国で新型コロナウイルス肺炎確定症例529例、死亡例なしと報告されている。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例の報告はないが、その他10種類の伝染病で278,063症例、死亡2人が報告されている。症例の多い上位3位は手足口病、「その他感染性下痢」、流行性感冒で、丙類伝染病の95%を占める。

2020年11月

日時:2020年12月28日

内容:2020年11月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s5898bm/202012/1216f128ddf5440083ba140860de2934.shtml

2020年11月(2020年11月1日零時から11月30日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は583,286症例、死亡1,968人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の乙類伝染病で合計269,673症例、死亡1,963人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、エイズで、乙類伝染病の95%を占める。11月1日零時から11月30日24時までの間に、全国31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎確定症例545例、死亡例なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で313,613症例、死亡5人が報告されている。症例の多い上位3位は手足口病、「その他感染性下痢」、流行性感冒で、丙類伝染病の94%を占める。

2020年10月

日時:2020年11月23日

内容:2020年10月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s5898bm/202011/e6af1cf101bb4ebeb84ef2dd65d3f68a.shtml

2020年10月(2020年10月1日零時から10月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は573,957症例、死亡1,739人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他2 2種類の乙類伝染病で合計258,591症例、死亡1,737人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、細菌性・アメーバ性赤痢で、乙類伝染病の96%を占める。10月1日零時から10月31日24時までの間に、全国31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎確定症例583例、死亡例なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で315,366症例、死亡2人が報告されている。症例の多い上位3位は手足口病、「その他感染性下痢」、流行性感冒で、丙類伝染病の95%を占める。

2020年 9月

日時:2020年10月26日

内容:2020年9月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/pqt/202010/6576c933f20245138fb137c283d7f46f.shtml

2020年9月(2020年9月1日零時から9月30日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は535,038症例、死亡2,294人。

そのうち甲類伝染病でペスト1症例、コレラ2症例が報告されているが、死亡例はなし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他23種類の伝染病で合計287,923症例、死亡2,291人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、エイズで、乙類伝染病の95%を占める。9月1日零時から9月30日24時までの間に、全国31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎発症356症例、死亡例なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で247,112症例、死亡3人が報告されている。症例の多い上位3位は手足口病、「その他感染性下痢」、流行性感冒で、丙類伝染病の93%を占める。

2020年 8月

日時:2020年9月24日

内容:2020年8月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202009/f51c05cb3e68419fb64bcfcf448c57c3.shtml

2020年8月(2020年8月1日零時から8月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は475,076症例、死亡1,766人。

そのうち甲類伝染病ではペスト2症例、2人ともに死亡、コレラ5症例(訳注:死亡例なし)が報告されている。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他23種類の伝染病で合計281,543症例、死亡1,761人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、細菌性・アメーバ性赤痢で、乙類伝染病の95%を占める。8月1日零時から8月31日24時までの間に、全国31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎発症721症例、死亡例なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で193,526症例、死亡3人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、手足口病、流行性感冒で、丙類伝染病の94%を占める。

2020年 7月

日時:2020年8月28日

内容:2020年7月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202008/7b509886a1b64267988f8e9f36b79a39.shtml

2020年7月(2020年7月1日零時から7月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は471,455症例、死亡1,930人。

そのうち甲類伝染病ではペスト1症例、コレラ3症例が報告されている。死亡例はともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の伝染病で合計300,776症例、死亡1,927人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、細菌性・アメーバ性赤痢で、乙類伝染病の95%を占める。7月1日零時から7月31日24時までの間に、31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎803症例、死亡なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で170,675症例、死亡3人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、手足口病、流行性感冒で、丙類伝染病の92%を占める。

2020年 6月

日時:2020年7月29日

内容:2020年6月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202007/a6eaa8917f0447cc9fd91c0ebddf821c.shtml

2020年6月(2020年6月1日零時から6月30日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は439,708症例、死亡2,019人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の伝染病で合計288,382症例、死亡2,017人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、細菌性・アメーバ性赤痢で、乙類伝染病の94%を占める。6月1日から零時から6月30日24時までの間に、31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎517症例、死亡なしとの報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で151,326症例、死亡2人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、流行性感冒、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病の94%を占める。

2020年 5月

日時:2020年6月29日

内容:2020年5月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s5899tg/202006/554a0f964edc46318635eedeca8edd13.shtml

2020年5月(2020年5月1日零時から5月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は398,297症例、死亡1,783人。

そのうち甲類伝染病はコレラの発症1症例、死亡例なし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、日本脳炎、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他21種類の伝染病で合計278,014症例、死亡1,781人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、細菌性・アメーバ性赤痢で、乙類伝染病の95%を占める。5月1日から零時から5月31日24時までの間に、31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎143症例、死亡1人の報告があった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で120,282症例、死亡2人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、流行性感冒、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病の94%を占める。

2020年 4月

日時:2020年6月16日

内容:2020年4月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s5899tg/202006/562eede38f744c10a738ab2b37d806d0.shtml

2020年4月(2020年4月1日零時から4月30日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は367,872症例、死亡1,780人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の伝染病で合計281,913症例、死亡1,778人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病、エイズで、乙類伝染病の96%を占める。4月1日から零時から4月30日24時までの間に、国家衛生健康委員会は31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎995症例、死亡31人の報告を受けた。

2020年4月17日武漢市新型コロナウイスル肺炎流行予防管理指揮部からの新型コロナウイスル肺炎確定症例数・死亡数訂正状況の通報によれば、4月16日24時までに、武漢市の累計確定診断は50,333症例(325症例増加)、累計死亡者は3,869人(1,290人増加)。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で85,959症例、死亡2人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、流行性感冒、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病の93%を占める。

2020年 3月

日時:2020年4月26日

内容:2020年3月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202004/78d3c1e01c0644ee978415a13a0e002a.shtml

2020年3月(2020年3月1日零時から3月31日24時まで)、全国(香港、マカオ特別行政区、台湾地区を除く。以下同じ)で報告された法定伝染病は324,803症例、死亡2,024人。

そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症例、死亡例の報告はないが、その他22種類の伝染病で合計243,165症例、死亡2,019人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、エイズ、淋病で、乙類伝染病の96%を占める。3月1日から零時から3月31日24時までの間に、国家衛生健康委員会は31の省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団から、新型コロナウイルス肺炎1,730症例、死亡442人の報告を受けた。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で81,638症例、死亡5人が報告されている。症例の多い上位3位は「その他感染性下痢」、流行性感冒、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病の93%を占める。

2020年 2月

日時:2020年3月31日

内容:2020年2月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202003/5925e2c60c254d88bc534e7d7b680a19.shtml

2020年2月(2020年2月1日零時から2月29日24時まで)、全国(台湾、香港、マカオを除く)で報告された法定伝染病は326,628症例、死亡3,781人。そのうち甲類伝染病は発症例、死亡例ともになし。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、日本脳炎、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症、死亡例の報告はないが、その他21種類の伝染病で合計208,539症例、死亡3,755人が報告されている。報告症の多い上位5位は新型コロナウイルス肺炎、ウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、淋病で、乙類伝染病の97%を占める。

2月1日零時から2月29日24時までの間、国家衛生健康委員会は、31の省(自治区、直轄市を含む)および新疆生産建設兵団より新型コロナウイルス肺炎の確定診断68,033症例、死亡例2,611人の報告を受けた。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で118,089症例、死亡26人が報告されている。症例の多い上位3位は流行性感冒、「その他感染性下痢」、流行性耳下腺炎で、丙類伝染病の95%を占める。

2020年 1月

日時:2020年2月29日

内容:2020年1月全国法定伝染病流行状況

情報源:中国国家衛生健康委員会HP

http://www.nhc.gov.cn/jkj/s3578/202002/f1dd61c00acf4e5caf2f755cc48b9063.shtml

2020年1月(2020年1月1日零時から1月31日24時まで)、全国(台湾、香港、マカオを除く)で報告された法定伝染病は1,414,630症例、死亡1,629人。そのうち甲類伝染病は発症例なし、死亡1人。乙類伝染病のうちSARS、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ人感染、ジフテリア、鳥インフルエンザH7N9人感染の発症、死亡例の報告はないが、その他22種類の伝染病で合計257,376症例、死亡1,514人が報告されている。報告症の多い上位5位はウイルス性肝炎、肺結核、梅毒、新型コロナウイルス肺炎、淋病で、乙類伝染病の93%を占める。

2020年1月20日国家衛生健康委員会は、新型コロナウイルス肺炎を乙類伝染病に加え、甲類伝染病として管理することとしたと発表した。1月31日24時時点で、全国で累計報告数11,791症例、死亡259人であった。

同時期、丙類伝染病ではフィラリア症の発症例、死亡例報告はないが、その他10種類の伝染病で1,157,254症例、死亡114人が報告されている。症例の多い上位3位は流行性感冒、「その他感染性下痢」、手足口病で、丙類伝染病の98%を占める。

これまでと比べて、丙類伝染病のうち流行性感冒の報告症例数の増加が顕著である。冬季はインフルエンザなど呼吸器感染症の多発時期であり、2019年12月以降、全国各省がインフルエンザの冬季流行期に入り、インフルエンザの活動レベルが上昇を続けており、流行のピークに達しつつあった。そのため丙類伝染病の発症、報告はインフルエンザを中心としている。目下、全国の流行性感冒の活動レベルは下がりつつある。

全国法定伝染病統計(各月別情報)